東村山グルメ日記

　最近、街中でこんなポスターを見かけませんか？



　ん？　「どんこい祭」って何？　疑問に思った私は東村山市商工会に話を聞きに行った。（こういう時に今の私の仕事って役立つんだよねぇ……と言っても、職権濫用はしてませんから。誤解のないように）

　迎えてくれた商工会の事務局長さんは会うなり、「はい、これ。出来たてホヤホヤですよ」とタブロイドの新聞を手渡してくれた。



　おおっ、これは！　私が密かにライバル視している「東村山逸品倶楽部」の２００７年度版ではないですか！　新聞というよりカタログっぽい表紙になって、前回よりグッと印象が良くなっている。やるなぁ。
　気になる飲食部門をチェックすると……あちゃー、やられている。私が紹介していないお店や料理がザクザクある。ヘコむなぁ。
　いやいや、これを“うれしい情報”と思わなきゃね。とは言うものの……チクショー、取材していないお店や料理は全部チェックしてやる……なんて思ってる場合じゃないんだよね。本日の目的は「どんこい祭」なんだから。

――そもそも「どんこい祭」って何なんですか？

「昨年、商工会内にある観光振興委員会で『地元のうどんを使ったイベントをやったらどうか』という意見が出たんですよ。それで、やるならってことで、商工会の青年部と東村山青年会議所と合同でやろうってことで実行委員会を立ち上げて今年の２月ぐらいから本格的に企画を進めてきたんです」

――なるほど。つまり東村山市の良さを知ってもらおうという観光振興事業の一環というワケですね。それはいいんですけど、何で「どんこい祭」という名称なんですか？

「イベントをやるに当たって、うどんだけでなくいろんな企画を考えまして、全国各地で人気のＹＯＳＡＫＯＩを呼ぼうということになったんですよ。それで『うどん』の『どん』と『よさこい』の『こい』をかけて『どんこい』としたんです」

――はぁ？　「うどん」と「よさこい」で「どんこい」なんですか？

「いやいや、これには『ドンと来い！』という意味もあるんです（キッパリ）｣

――は、はぁ……まあ、インパクトはあるから、いい名称かもしれませんね、ハハ……。そ、それではイベントの内容についてお話を。

「市民産業まつりが行われる11月10日（土）と11日（日）に、市役所の近くにある天王森公園を会場にしてやります。イベントは10日に『ご当地グルメグランプリ』と『ＹＯＳＡＫＯＩフェスタ』、11日に『匠うどん２００７』を行います」

――「ＹＯＳＡＫＯＩフェスタ」は何となく想像できるんですけど、「ご当地グルメグランプリ」って何ですか？

「これは東村山市内の飲食店などが自慢の逸品を販売し、それを来場者に食べてもらい、グランプリを決めるというモノです。今のところ、『ポールスタア』の黒カリー、『凪山丸』の焼き鳥、『宝飯る』のカボチャとさつま芋のサラダ、『四季の花』のまんてんご飯、『こんがり牧場』のジンギスカンなどなど７店がエントリーしています。参加店舗はまだ募集中です」

――今、話してくださったお店のラインナップ、凄いですね。「宝飯る」や「四季の花」がエントリーしていることもビックリだけど、一番の驚きは「凪山丸」ですよ。でも、あの焼き鳥がその場で食べられるってのはうれしいかも。あと、「匠うどん２００７」ってどんなイベントなんですか？

「これは武蔵野うどんをもっと多くの人に知ってもらうためのイベントで、『手打ち房　とき』『小島屋』『ますや』が出店します。でもそれだけでは武蔵野うどんの違いがわからないから、加須うどんなど他のご当地うどん店に出店してもらう予定です。また、今は全国各地のうどんが手に入る時代ですから、そういった全国のうどんを集めて販売もする予定です」

――聞いていると、かなり楽しそうですね。私みたいな食いしん坊にはたまらないですよ。

「観光振興のためなんですけど、できれば地元の人に大勢来てもらいたいですね。地元の人が地元の良さや、地元の美味しいお店を再認識してもらうことが、結果的に観光振興につながると思うので」


　ということで、私としてはこの新イベント、超楽しみ。もちろん市民産業まつりの模擬店も食べ歩くつもりだから、この日は相当お腹を空かせて行かなきゃね。
　改めて日時を明記すると……。


【日時】　11月10日（土）、11日（日）
【場所】　天王森公園


「どんこい祭」について、さらに詳しく知りたい人はこちらのホームページを参照してください。