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東村山グルメ日記

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2008年01月25日
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カテゴリ:中華料理
 もうかれこれ3年以上も前から気になっていたお店がある。それが今回紹介する中華料理店「ミツカ」だ。
 場所は青葉町商店街の中ほどにあるのだが、何が一番気になっていたかというと、まあまずはこの写真を見てくださいな。

とてもお店らしくない外観の「ミツカ」

 これが外観なんだけど、どこからどう見ても、お店というより住宅だ。置き看板と幟があるから、かろうじてお店だとわかるけど、中華料理店の“顔”である暖簾がどこにもない。
 なにせ入り口が……。

これが入り口。普通の家と変わらない

 これだもん。普通の家じゃん。ついに自宅系の中華料理店の出現か?……そういう意味で、すごく気になったんだけど、あまりの外観の凄さに、いつも「今日こそは入ろう」と思いつつ、「また今度にしよう」と尻込みして立ち去っていたんだよね。

 でも今年のテーマは「チャレンジ!新規開拓!!」。勇気を振り絞って先日、行ってきました。

 店内は小さなテーブルが4卓あるだけ。すごくこぢんまりとしている。老夫婦と言っては失礼だが、60代後半ぐらいのご夫婦が2人で切り盛りしている。
 メニューを見ると、「サービス品」として4種類のセットメニューがあったので、私はその中から「ミニ中華丼ラーメン」(850円)を頼んだ。

ミニ中華丼ラーメン

 老夫婦とはいえ、手際がよく、大した時間もかからずサッと出て来た。それがコレ。
 中華丼もラーメンも結構なボリュームなので、思わず私は運んできたお母さんに「どっちがミニなんですか?」と聞いてしまった。
 お母さんはニッコリしてラーメンを指差したが、いやいやこれは立派な1人前でしょう。


 おおっと、ひょっとしてお気付きになられました?
 そうなんですよ。このお店が実はマイ箸のデビュー店なんです。ちょっと出すのが恥ずかしかったけど、「自分の箸を持ち歩いてるなんてエラいわねぇ」とお母さんに褒められちゃった。

ミニラーメン

 まずはミニラーメンからいただきま~す。スープは思い切りアッサリした醤油味。中華というより和風っぽい味だ。麺は細い縮れ麺で、お母さんによると自家製だという。

中華丼

 続いて中華丼。先にラーメンを食べたから時間が経っているハズなんだけど、中はアツアツ。シッカリした味付けで旨い。
 とはいえ、ちょっと量が多すぎるよ。完食したらお腹いっぱいになっちゃった。

 お茶を飲みながらお母さんと話をしていると、意外な言葉が飛び出した。

「このお店、来年の7月には閉めようと思ってるの」

 お母さんの話によると、このお店、実は40年も前からこの場所で営業していて、当時はもっと大きなお店だったのだとか。ニュータイプの自宅系中華料理店ではなく、思いっきり老舗だったのだ。

「でもね、5年前に老後のことを考えてアパートにしたの。ウチは子どもが2人いるけど、どっちも跡を継がないからね。来年の7月になったら店を閉めて、この場所も部屋として貸そうと思ってるの」

 せっかく勇気を出して入ったと思ったら、閉店話。何とも寂しいことだが、こればかりは仕方がない。

 話をしながら何気なくメニューを見ていると……おや? 「ラーメン」(450円)と「正油ラーメン」(500円)があるけど、どう違うんだろう? しかもメニューの一番右上は「ミソラーメン」(550円)になっている。どういうことなんだろう?
 何とか来年7月の閉店までに、この謎を解明しなくちゃ……私はそう思いながら、お店を後にした。


【DATA】
住所:東村山市青葉町2-7-4
電話:042-391-6663
営業時間:午前10時~午後8時
定休日:日曜



★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。





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最終更新日  2008年01月25日 11時22分30秒
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