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テーマ:●食べた物の画像♪(85036)
カテゴリ:うどん
先日、いつも見ているグルメブログ「ぐーたりの舌」を何気なく開いたら、ナ、ナント! 10月3日に東村山に新しい武蔵野うどんのお店がオープンしたと書いてあるではないか! 記事に載っている写真を見ると、小麦の香りが漂ってきそうな、いい色のうどんなんですよ。
「これは行かなきゃ!」とすぐにお店に向かった私。しかし、行ってみると、「本日は終了しました」の看板が出ていた。時刻は午後1時25分。オープンして間もないハズなのに、もう売り切れてるの? 何だかますます興味を抱いてしまった私は、「今度はオープン直後に行くぞ」と心に誓った。 で、つい一昨日のこと。私はオープン時間の午前11時半に到着するよう見計らってお店に向かった。 お店の名前は「手打うどん しまだ」というのだが、場所は全くの住宅街にある。 東村山駅東口を出て、正面に真っ直ぐ伸びているスポーツセンターに向かう道路を500メートルほど進むと、角に「東京靴流通センター」がある信号交差点にぶつかるのだが、この交差点を左折する。そのまま進むと、左側に久米川小学校の校庭が見える。それが切れると……。 右側に畑が広がり、左側は完全な住宅街。「本当にこんなところにお店があるの?」と不安になり始めたころに……。 看板が見えてくる。でも、看板はあるものの、どう見ても普通の家だ。 手づくりで味のある看板は小さいけど、周りが住宅街だから、結構目立つ。 それにしても、営業時間が午前11時半から午後2時までで、土・日・祝日休みっていうのは、完全に商売っ気はないね。でも、そういう「儲けよう」って感じがしないところが、かえって期待できる。 看板のある家の敷地に恐る恐る入ってみるが、どう見ても普通の家だ。「これはピンポンして入るのかなぁ」と玄関を前にして、辺りを見回すと、玄関の目の前の庭に建っている、倉庫だって思っていた建物に「うどん」の暖簾が掛かっているではないか。 なぁんだ、コレがお店だったのか。ピンポンを押さなくて良かったよ。 お店に入ると、4人掛けのテーブルが1つと、カウンターが4席。本当にこぢんまりとしている。 メニューはこれだけ。私は「肉もりうどん 大」(700円)を注文した。 ご主人は60代くらいだろうか。人の良さそうな感じで、注文を聞いてから、うどんを釜に入れ始めた。茹で上がるのに6~7分かかるので、その間、話を聞いてみた。 ご主人は、もともと自宅でうどんを打って食べていたのだとか。定年後、しばらくは実家の農作業を手伝っていたのだが、思い立ってお店を始めたのだという。とは言っても、無理をしない程度にやろうと言うことで、今のところ、普通盛りの分量で24人前分しかうどんをつくっていないのだか。 なるほど、それならオープンして間もないのに、午後2時前にうどん切れで終了するのも納得だ。 さて、いよいよ期待のうどんの登場だ。 これが「肉もりうどん 大」。もう、見た瞬間、「うひょー!」と声が出そうになっちゃったよ。表の看板と同じで、手づくり感満点! このうどんの色艶を見てくださいよ。薄く灰色がかったうどんは、太さも微妙にバラバラで、ねじれも入っている。でもそれこそが手打ちの証。 まずは1本を何も付けずに食べてみると……。 旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! 噛むと弾力がかなりあり、それに打ち勝って噛み締めた途端に広がる小麦の風味。旨いなぁ。いやいや、「これぞ武蔵野うどん」って感じだ。 ご主人の話だと、東久留米にいる親戚が小麦をつくっていて、その小麦を使っているのだという。ということは、完全国産でしかも多摩地区の小麦を使っているというワケだ。まさに「武蔵野うどん」ではないか。 肉汁はシンプルそのもの。ご主人は「味が薄くないですか?」と心配そうに聞いてきたが、私は別に気にならなかった。確かにつけ汁としては弱いのかもしれないけど、うどんそのものが旨いからスルスルと食べることができた。 武蔵野うどんを久しぶりに食べたせいもあるかもしれないけど、これは旨かったなぁ。 ぜひとも今のペースを保って、このクオリティーを維持・向上させて欲しいと思う。 帰りには、オープン祝いということだろうか、ティッシュペーパーを1箱いただいた。 こういう自宅系の武蔵野うどんのお店が街のあちこちにできたら楽しいだろうなぁ。そういう意味でも、ご主人には健康を気をつけてマイペースで、いつまでも長く続けて欲しいと思う。 【DATA】 住所:東村山市久米川町4-12-12 電話:090-5510-8961 営業時間:午前11時半~午後2時(うどんがなくなり次第閉店) 定休日:土・日・祝日 ★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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