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還暦雲巣管理人独言(還暦を過ぎたウエブマスターの独り言)
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還暦雲巣管理人独言(還暦のウエブマスターの独り言)

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Feb 1, 2010 楽天プロフィール Add to Google XML

シミ抜きに関しては、少々うるさい。
[ カテゴリ未分類 ]    


 オレの繊維メーカー時代、5年の丁稚の修業を経て、オヤジの会

社へ戻る、その時にはクレープ肌着を年間30万枚ほど生産してい

て問屋さんの納品をしていた、クレープ肌着というと、お菓子のク

レープの方がいまやポピュラーであり、知らない人も随分といるが、

クレープというとちぢみとも呼ばれていて、平らな布は日本の高温

多湿の夏場の汗をかくと皮膚にピタリと張り付くようで、夏場の肌

着には適さない、昔から麻の生地などの皺を寄せると、肌に触れる

面積が少なく、隙間ができその間に風が通る、夏場の衣類の素材と

して珍重されていて、昭和の初め頃に麻は値段も高く、肌触りがご

わごわするので、あまり肌着としては適さずに、綿を使って、皺加

工を施し、夏物の肌着の素材として開発されて、こういう皺加工さ

れた生地は楊柳と呼ばれていたが、外国ではクレープと呼ばれてい

て、こちらの名前の方が新しく、オシャレな感覚でクレープと呼ば

れるようになり、肌着素材のクレープの方が日本では約半世紀も早

かったといえる、ただこのクレープ肌着も1970年の大阪万博の

年をピークにして、以後、クーラーの普及など生活環境の大幅な変

化、メリヤス肌着の進化、ファッションの変化、消費者の嗜好の変

化、等々の影響で年々減少の一途をたどり、1990年の頃にはピ

ーク時の4分の一ぐらいの数量にまで減少、ところがアウトウエア

ーの世界でこの皺加工が流行、店頭ではクレープというよりも、楊

柳ともっぱら呼ばれていた。


 このクレープ肌着は99パーセントが白である、しかも、このク

レープ肌着は大きな工場で一貫生産されるという事はなく、人数の

少ない工場で、内職で部分縫いされるという事が多く、数軒の内職

を移動して、最後に工場の中で組み立てられるという事が多かった、

白い製品が数軒の家を移動するから、家の中の内職である、子供さ

んが汚す事も、本人も仕事の合間に食事したく、汚れのついた手で

仕事の再開、その汚れが製品につく事も、製品の移動のために車に

積み下ろし、この際に機械油などが付着の汚れ、製品検品の時に汚

れとしてはねる、総生産数の内で数パーセントの汚れによる2等品、

(正規の製品として納品ができない製品、値引きをして近所の人な

どに小口売りをする)、肌着の製造はあまり儲けの良い商品ではな

い、汚れ製品の発生率が会社の利益を圧迫する、ここで汚れ落とし、

(染み抜きが必要になってくる)、昔はベンジンのような汚れ落と

しの液を、高圧で、汚れの部分に吹き付けて汚れを落とす機械、鉄

砲、或いはピストルと呼ばれる機械で汚れを落としていたが、汚れ

が落ちずに、長く吹き付けていると記事に穴があくことが多かった、

そんなある時に工業ミシンの展示会場で、新しいしみ落とし機、少

し水を吹きつけながら高周波で織物の組織、糸の中の汚れを落とす

機械を見た、実際に展示会場で使ってみた、殆んどの汚れが早く、

きれいに落ちる、落ちにくい汚れにはホンの少し汚れ落としの溶剤

をつけると簡単におちる、しかも白い生地にしみも残らない、この

しみ落とし機を購入した後は、汚れによる2等品の数が活期的に減

少したのを覚えている。


 この時の経験でことシミ抜きにかんしては詳しくなった、汚れに

よる2等品の数が減少すれば、儲けに跳ね返ってくるのである、ま

ず汚れを見て油性の汚れか、色素の汚れかを判断して、油性の溶剤

が必要か、水だけで落とせるか、汚れの大きさや、付着した汚れの

量を見て、汚れを上から抜くか、下から抜くか、汚れの真ん中から

抜くか、汚れの周りから抜くか、それと乾いた後で周りに薄いしみ

が残らないか、それぞれの汚れと相談しながら汚れを落としていく、

今マンションの管理人の仕事で、共用部部分の通路が薄いグレー色

の、表面を磨いていない天然石の石が敷いてある、ここの油や色の

ついた飲料などが落ちると、黒いシミが残る、このシミを消すのに

苦労している、繊維の染み抜きの経験を生かして、ガラスクリーナ

ーを使ったり、食器洗いの中性洗剤を使ったりして落としている、

ワイン、珈琲、ソース、ケチャップ、醤油などが付着した時にはお

手上げである、ところが天然石のために石にも極細かい穴が開いて

いて、時間の経過と、歩く人に踏まれて、汚れが下のほうに入って

行き、汚れが日に日に薄くなっていき、1ケ月もするとかなり薄く

なってしまう、ところが住人さんの中に神経質な人がいて、こうい

う汚れがあると気になって仕方がないという人がいて、「さあ、落

とせ、直ぐに落とせ」、とクレームをつけてくる、しかし汚れ落と

しのトライをしてだめな汚れである、ただ約5年の経験から、1ケ

月もすれば汚れが薄くなるというのが分っているために慌てない、

それがまた我慢がならないらしい、管理会社のマネージャーにまで

電話が行く、マネージャーから電話がかかってくる、事の次第を説

明するが、マネージャーはオレが横着をして邪魔臭いから汚れを取

らないと思っているらしく、管理会社の技術の人がやってきて、様

々な石の汚れ落としの溶剤を持ち込んできて汚れ落としをしている、

もう5度も来ている、だんだん強い溶剤を持ち込んでくる、皮膚に

触れるとやけどしたようになると注意、そんな物まで使いたくない

が、半ば意地になっている、「こんな材質の通路のマンションがあ

るんですか?」、「イヤァ~、ここだけや」、「それやったら、オ

レよりもこれに関しては素人かァ」、すると不機嫌そうな顔、しま

った、また、言わなくて良い事を。


■「今日の言葉」■


 「 人生は今の瞬間の積み重ね

       である今を大切に生きよう 」

              (自然社・平成22年・新生活標語より)




Last updated  Feb 1, 2010 10:05:38 PM
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