リタリンについて

★ リタリンについて


 僕の妻、チャイママも使っているこのリタリンですが、僕のわかる範囲で書こうと思います。

ADHDは、先天性の中枢神経の代謝障害です。
神経伝達物質の異常により、「注意集中」「活動レベル」「衝動性」を、自分の思うようにコントロールすることが、困難です。

リタリンは、一般名をメチルフェニデートと呼ばれる中枢神経刺激剤で、ADHDの治療薬として良く使われます。

薬を服用すると、脳内物質のバランスがかなり改善されるので、ある程度”ブレーキ”が利くようになります。(ある程度というのは、薬の利き方には、個人差があるそうだからです。)よって、今何をすべきなのか、次にどうすればいいのかなどを、頭の中で整理できるようになるのです。
チャイママ自身は、『頭の霧が晴れる感じ』と言っています。
一説によると、70~90%のADHD児に効果があると言われていますが、副作用として『食欲低下、不眠、頭痛』などがあります。
これらの副作用は服薬する量に比例するので、なるべくこのような副作用が起きず、それでいて効果のある量を決めていく必要があるようです。
また、このリタリンは刺激剤であり、覚醒剤と似た化学構造を持っています。
多動や衝動性を『抑える』のではなく、それらをコントロールする働きを活性化させるために『刺激』をするのです。

覚醒剤に似ていると言うと、依存性はないのかが心配になりますが、覚醒剤は急激にドーパミン濃度が高まるためにいわゆるハイになるわけですが、リタリンはゆっくりと時間をかけて放出するので、脳へのダメージがないのです。

気をつけなければいけないのは、たくさん飲めばもっと効くというものではない・・・と言うより、危険な場合もあるので、医師としっかりと相談する必要があると思います。

軽度の副作用はあるが安全性は高く、服薬することによって生活の助けになっている事も事実のようです。

とりあえずこんなところでまとめてみましたが、少しでも参考になればと思います。




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