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     ヒジャイ        日々の詩

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2014/07/31
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「沖縄内なる民主主義6」(A4版・60ページ・600円税抜き)近日発売。
普天間飛行場の違法な封鎖行為。
野嵩ゲート前のゾンビたち。
名護市長選における革新勢の嵐のような選挙違反行為
歴史に残る彼らの犯罪行為の一部始終を写真と文字で再現。
「沖縄内なる民主主義6」は永久保存版です。

狼魔人日記でネット先行販売しています。
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凋落に歯止めがかからない革新

 革新が保守を自認する翁長市長を支持するという。安保条約容認の翁長市長を安保条約廃棄を主張する革新が支持するというのだ。こんな矛盾が生じるのは理念も理論もない沖縄だからだろうか。
革新がずっと主張し続けた大目標である安保条約廃棄をひっこめるとは考えられないことである。ことわざには「小異を捨てて大意を取る」というのがあるが、革新は目先の知事選にこだわり「大異を捨てて小意を取る」を選んだようだ。

 保守の翁長市長を支持したために革新は保守と妥協をした。
「埋め立て承認を撤回する」という文言を修正して、「承認撤回を望む県民の声を尊重し、辺野古新基地を造らせない」に変えた。
 「埋め立て承認を撤回する」は仲井真知事の承認を撤回することであり、辺野古移設問題が振り出しに戻ることになる。国は裁判に訴え、裁判で争うことになる。革新が文言を変更した理由は、「どっちみち裁判で争っても負ける」からだという。
 負けることを承知で争うのが革新の真骨頂ではなかったか。裁判を起こし、辺野古では徹底して工事の邪魔をする。辺野古基地建設を止めることができないと分かっていても徹底抗戦をするのが革新であったのだが、知事選で翁長市長を支持することになって、「どっちみち裁判で争っても負ける」からという理由で「埋め立て承認を撤回する」の文言を引っ込めた。

 選考委の参加六団体は各種団体からの聞き取りなどで、普天間飛行場の辺野古移設問題などの県民行動で主導的役割を果たした翁長市長への支持が多いことを確認しており、翁長市長支持を決めた。
 まんまと翁長市長の選挙戦略にはまった革新団体である。
 翁長市長がオスプレイ配備に反対し県外移設を主張したのは革新票を獲得するのが目的であって、本心からオスプレイ反対、県外移設を望んでいるからではなかった。
 県外移設は前の知事選挙の時に、「県外移設」を公約にしないと落ちるといって、渋る仲井真知事を強引に「県外移設」を公約にさせた。それが功を奏して県知事選は圧勝した。
 「県外移設」を公約にしたのは選挙に勝つための戦術であり、政治的な理由はなかった。

 オスプレイ配備反対も「県外移設」と同じで那覇市長選の勝利を万全にするためであった。翁長市長がオスプレイ配備反対運動の先頭に立ち、那覇市長選の公約にもオスプレイ配備反対を掲げたために革新にとって公約の目玉にしたかったオスプレイ配備反対を掲げることができなくなり、翁長市長との明確な対立軸を掲げることができなくなった革新は統一候補を立てることができなかった。革新としてのプライドが高い共産党は対立候補を立てたが翁長市長が圧勝した。

 革新票を取り込むための理屈が「沖縄アイデンティティ」ある。政治イデオロギーで対立していても沖縄の心はひとつである、心を大事にしようという理屈であるが、それは革新のいう「沖縄自決権」と似ていて、沖縄はひとつであるという概念である。翁長市長の「沖縄アイデンティティ」は革新のイデオロギーや「沖縄自決権」をも取り入れるものであり、選挙に勝つための戦術であった。

 翁長市長の巧妙な「沖縄アイデンティティ」選挙戦術に取り込まれた革新は革新の牙を抜かれてしまった。

 共産党でさえ保守の翁長市長を支持するという。翁長市長が「辺野古移設反対」を主張しているというのが唯一の理由である。たったそれだけで保守の翁長市長を支持するとは共産党も落ちたものだ。

 翁長市長は、保守はいったん決まったことを元に戻すことはしないと明言している。つまり、仲井真知事の埋め立て承認を撤回することはしないし、始まった工事を中止させることはしないと宣言したのである。
 翁長市長が知事になっても辺野古移設工事は順調に進むのである。それを翁長市長は明言したのだ。

 「承認撤回を望む県民の声を尊重し、辺野古新基地を造らせない」の文言は仲井真知事が「県外移設」を主張しながら、辺野古埋め立てを承認したのと同じように、翁長市長が県知事になっても辺野古移設に反対であるが移設工事を止めることはしないということである。

「辺野古基地を造らせない」といっても辺野古工事を中断させる権利は沖縄県知事にはないから工事をストップすることはできないと翁長市長を言っているのである。革新団体はそれを承知で翁長市長を支持するというのである。革新よ、マジかと訊きたくなる。
 翁長市長の選挙戦術によって革新の牙がボロボロにされたようである。ある意味、翁長市長は見事革新つぶしをやってのけたと言える。その意味では翁長市長を賞賛しよう。

 翁長市長が知事選に当選すれば革新団体も勝利の美酒を味わうことができるだろうが、辺野古工事は順調に進むのは間違いない。革新団体が支持したことを根拠に辺野古移設をストップさせるように翁長新知事に要求しても、知事にはストップさせる権限がないと革新団体の要求を軽く受け流すだろう。革新が自分たちの無力さを痛感する瞬間である。辺野古の現場の移設反対運動も萎えていくだろう。
 翁長市長が県知事になったとしても革新の凋落に歯止めはかからない。

 翁長市長が落選し、仲井真知事の続投となれば革新の痛手はなおも大きい。「県民が辺野古移設に反対している」の文言が使えなくなる。
県民全体が反対しているという理屈をつけて沖縄二紙は、少数の移設反対運動家の様子を連日報道しているが県民全体が反対しているとは書けなくなる。県外移設は県民総意」が書けなくなったのと同じだ。

共産党までもが翁長市長を支持した。その上革新団体は辺野古移設は止めようがないことを暗に認めた。
辺野古現場の工事阻止に頑張っている活動家がむなしく見えてくる。

 保守系の三人が立候補し、革新系が一人も立候補できないことは革新の凋落に歯止めがかからないことの象徴でもある。





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Last updated  2014/07/31 02:27:06 PM
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