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父親の仕事を手伝うようになって、事務所への引っ越しが済む。 都会から離れた弁理事務所である。 前々から聞いてはいたが、ADSLも、光もなく、未だにISDN回線だったりするから恐れ入る。 しかし、準備万端。対策はとっていた。 わたしは、仕事を辞める前にウィルコムの最新鋭機に鞍替えし、へこみたくなるような初期不良もどうにか克服し、PCのインターネット環境をぎりぎり我慢できるレベルにする方法も検討していた。 ウィルコムはエア・エッジで培ったつなぎ放題プランを武器に、PHSで大手に挑もうとしていた。 通常なら1つのマイクロセルで通信をするのだが、これを最大8個同時に使って8倍速通信を可能にする×8通信(現在は×4通信までが実現)。 32kというお涙ちょうだい物の通信速度を乗り越えるためのMEGA PLUSサービス(通信回線の乗せる前に一度送信ファイルに圧縮をかけ、PCでそれを解凍して高い通信速度を疑似体験させるサービス)。 エア・エッジを爆発的に普及させたつなぎ放題プラン。 そして、ユーザの利便性を考え、USBでPCに接続するだけで、PHS端末がモデムになってしまうというサービス(しかも充電も出来てしまう)。 まだまだ若い会社というだけあって、どのサービスも未完成気味なのだが、発生した問題を今日すべて乗り切ってそのパフォーマンスを最大限に発揮させてみると、なんとも快適なインターネット環境がそこに現れた。 わたしがウィルコムに目を付けたのは、その料金の安さからだった。 通信サービスのウィルコム定額は、なんと2900円でウィルコム同士かけ放題。 わたしの相棒がウィルコムで他には実家以外にはかけないから、ほぼ2900円で通話はまかなえる。 データ通信は、1050円と3000円のダブル定額。PHSでネットしているだけならこの価格。わたしはPCでも通信しているので、1050円と6000円のダブル定額になる。これにMEGA PLUSのサービスを含めるとプラス500円で、データに6500円。 全部あわせると、なんと9400円! 実はボーダフォン時代と、大差がないのである。 計算してみて、え? と驚く。 これで、携帯代、エア・エッジ代、ADSL代を全部まかなっているのである。 こんなちっぽけな端末でとちょっとびびる。 肝心の通信速度なのだが、これはいらだちを感じないレベル。 わたしの自宅のPCのスペックが余りにもひどいので(アスロンの1GB)、せっかくのCATV2M(ADSL8Mよりは速いと思う)が生かし切れていないのだが、そのスピードとあまり遜色ない(圧縮ファイルのDLだと、圧倒的に負けるのだが)。 MEGA PLUSで力技している分、若干レスポンスが遅いかなあとは思うのだが、仕事中にあんまりDLはしないので特に問題は発生しない。 ウィルコム万歳! ISDNにさえ繋げない元Web屋の人間にしてみれば、なににも代え難いライフラインである。もう、わたしが窒息しそうになることは決してない。 ただ、残念が一つ。 PHS端末を買う際にお店の人に言われた。 「あー、今後のサポートはウィルコムストアーでお願いします」 まあ、当然かなと思ってネット検索すると、八王子在住のわたしのもっとも近いウィルコムストアーはなんと新宿。 いくらなんでも少なくないっすか、ウィルコムさん! ここは東京都だぞ。 島根県でも、北海道でも、京都府でもなく。 せめて、都下に一軒ぐらいあって、当然じゃないか。 ボーダフォンは、西八王子にも、八王子にもあって、ドコモは高尾にもあるのだが。 まあ、緊張感があっていいと、負け惜しみを言ってやり過ごしたくもなるのだが。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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