|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |
正月休みに向けて、SDメモリカードを買った。
1G、2G×2の計5G。 秋葉原で2Gの相場は3000円。 iPod Nanoがほんの数ヶ月でぶっ壊れて以来、もう一年以上音楽を全く聴いていなかった生活に終止符を打つ。 ちなみに、楽天最安は2G、3280円。 まだまだ、メディアはアキバが強いか。 わたしは狂喜したようにTSUTAYAに自転車を走らせ、20枚以上のアルバムをレンタルした。 うれしすぎてそわそわするわたしをみながら、そばかすのかわいい店員さんは、くすくすはにかみながら会員登録の説明をつっかえつっかえわたしにしてくれる。 リップ、リップ、エンコード! 昔なら、毎日のようにレンタルCD屋に走って、借りて、カセットテープに録音したものだが、20枚も借りてくるなんてことは暴挙のように感じただろう。 その物理的な障壁は、音楽を楽しむ2007年のわたしたちにはもうない。 この単位になってくると、もう、選好みも、遠慮も無い。 ちょっくらでも気になれば、リップして、しばらく付き合って、気に入らなければ、削除してしまえばいい。1枚たかだか300円。20枚借りても6000円。 月6000円ならいいかな? Napsterも試してみないと。 でも、わたしは、TSUTAYAがまだいい。 溢れるように豊かな音楽生活。 わたしは、また音楽に戻ってきた。 これは端的に言ってパラダイムシフトだ。 ビル・ゲイツも言っていた。 DRMがある以上、今、最も適切な音楽の入手方法はリップだと。 もちろん、これは遵法。 多少、著作権法の不備でちょっと安めに利用させてもらっているが(補償金の話ですね)、年7万2千円投じる予定の人間には、誤差の範囲だろう。 わたしの払った6000円のうちの一部は、これまでだったら絶対に借りなかっただろうチック・コリアに払われているはずである。JASRACがちゃんと払ってくれていればの話だが。 もちろん、念のために言っておくと、リップしたMP3を他人に複製するつもりは無い。 TSUTAYAをお勧めする。 よく、P2Pの登場以来、iPodの登場以来、CDが売れなくなった、不正コピーが横行しているからだという論調がまことしやかに語られるが、これは嘘だ。 ただ、消費者がCDの不便さに気付いただけだ。 音楽をめぐるライフスタイルが一歩先に行ってしまい、旧来の市場が相対的に価値を失っただけに過ぎない。 この論理展開は、映像にも、容易に適用できる。 なんてわたしたちは不便さを強要されていたのだろう。 いや、強要されているわけではない。 コンテンツの作り手が新しいライフスタイルに魅了された人々の求めるフォーマットに適したフォーマットで商品をパッケージするのが遅れているだけだ。 コンテンツホルダーの意識転換が必要だ。 切手サイズのSDメモリカードにアルバム40枚分のMP3が入る。 今、この文章を工人舎のサブノートで書きながら、SDを挿し、iTunesで聴きながら書いている。このサブノートを使い倒すことで味わえる無敵感は言葉にし切れない。 この快適さを味わえば、ウォークマンには絶対に戻れない。 ついでに言えば、iPodにも戻れない。 あんなぶっ壊れやすい端末に数万も払う、しかも壊れてしまえば音楽生活が失われるものに自分の楽しみを委ねる気にはならない。 YouTubeの傑作MADを聴いていたら、780円のエレコムのイヤホンに満足できなくなる。 こう見えてもわたしは、結構オーディオマニア気質がある。 アジトに帰ってくると、昔買った、AKGの開放型ヘッドホンに視線が行く。 (ちなみに、私感であるが開放型のヘッドホンでは、AKGに敵うメーカーはないだろう。わたしは、開放型にめろめろな人間) うーん、AKGのお出ましを願うほどの状況ではないのだが・・・。 あまりにハイスペック過ぎて(ちなみにお値段2万円ぐらい。割安です)、工人舎のへぼサブノートでこのヘッドホンの分解能を存分に生かしきれるとは思えない。 まあ、いいや、聞いてみよう。 低音がパワーありすぎてびびる。 こんな曲だったか! うはー、すげー! ボリューム最大限! こんな、チープな音楽でわたしは満足してたのか! パワーがびんびんに身体を震わす。 Youtubeの音源が、超物足りなく感じる。 魂に届かない。 それでも、わたしは、そのびんびんに響く魂を、にやにやしながら受け止める。 どれだけ、われわれは、衝撃を受けていないのだろう。 音楽を豊かに自分の生活に取り込んでいないのだろう。 星村麻衣のCDを探して、高尾、八王子と歩き、立川のHMVでようやっと見つける。 最後の一枚。 パッケージを見ると、ばりばりの昇りまくっているアーティストであることが分かる。 調子よさそうですね。 Sing Like Talkingの昇りまくってた時期を思い出すよ。 はい、3000円。 これで、中央線沿線多摩地区から、星村麻衣のCDを買える人はいなくなった。 音楽著作権をめぐる話は、経緯を見守りつつ、ふと本質的な疑問にたどり着く。 この議論をしている人々は、骨の髄まで音楽を愛しているのだろうか? わたしのこの文章を読んで、そこにあるライフスタイルを直視し、どのように生活が変化しているかを見つめ、そして自分でも試してみようとしているのだろうか? テクノクラティにキーワードを打ってみただろうか。 マーケティングリサーチの基礎中の基礎は定性を読み込む力とグラフだが、今では、ちょっとした知識と、リテラシーと、集計技術と、発言者を見抜く目の質と、一時間ぐらいの時間があれば、誰にでも無料で出来る。 知的財産権とは切っても切り離せない「利用状況」はマーケティングリサーチなしに語ることは出来ない。 音楽をどれだけ愛してるかだけは集計できないけど。 リップ、リップ、エンコード! わたしはTSUTAYAをお勧めします。 ファイル交換ソフトなんておこちゃま過ぎて使えない(笑)。 みんなが一斉に掛かっている、はしかみたいなものだ。 著作権関係で文句を言っている人々に一言。 金さえ払えばみんな黙るよ(笑)。 問題は、あなたがフリーライダーなのか、本当にいい音楽には金に糸目をつけない、音楽を愛するものなのか、という部分。 きみが払えば、グラフは動く。 きみがそれを書けば、定性はつみあがる。 マーケティング万歳! 音楽に対してお金を払わない限り、きみは音楽業界に言葉を発する資格はないのだよ(笑)。こんな単純なことぐらい知っておこう。客ですらないのだから。 この記事のトラックバックURL:
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/hikali/diary/200701070000/58359/ │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||