|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
│<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 |
アメリカ様が世界に毒まんじゅうをばらまいて、まず自分が死にそうになっております。 自分は経済学部でしたが、経済学部だと聞くと「お金を儲ける方法を教えて」という人がよく居ます。 ハッキリ言ってしまうと、そんなのは知りません。経済学というのは、「みんなを死なせないために、お金をうまく全体に回す方法を研究する学問」であります。 人間の欲望を利用して資金を循環させるのが、昨今の流行りである資本主義経済であります。資本主義の中にも、自由主義とか、福祉主義とか、いろいろあります。 対して、国家が管理して資金を循環させるのが、社会主義経済であります。 このほかにも、私が大学に主軸に置いていた歴史学派、アメリカ制度学派というのもありますし、歴史をさかのぼれば、重農主義とか、重商主義とか、いろいろな経済の形があるのであります。 アメリカという国は冷戦に勝利したことで過剰な自信を持ってしまったようで、その後はやりたい放題といった感じでした。 この国は、世界一の経済大国とかいいながらもとにかく金がない国で、金を借りて金を貸すといったような、よく分からない、自転車操業のような国家であります。 国家の産業のうち、4割が金融であります。いかにも金がない国らしいです。 そして、金がないから金を作りだそうとして、経済学の端っこに「金融工学」という分野を勝手に作ってしまいました。 この、金融工学という経済学の端っこの分野は、金融の中の特徴だけを抜き出して、リスクを分散させつつ、多額の利益を得るという、経済学とは全く違った内容になりました。 そして、この分野が発展するにつれ、リスクを分散させるという名目で、どんどん複雑な商品が登場します。専門家が見ても意味不明な数式が並んでおり、これが理解できないと、アメリカの大手金融業では通用しないとか。 そして、これを悪用したのがサブプライムローン。どう頑張ってみても価値がないもをを、意味不明な数式に組み込んで、いかにも価値がありそうに見せて、世界各地に売りまくった。 結果、どかーんと。 私が専攻していたのは歴史学派。 これによれば、経済の発展には5段階+1があるという。 1 未開 2 牧畜 3 農業 4 農工業 5 農工商業 これがFリストのいうところの、発展五段階説。 さらにこの上として、 6 金融賃貸業 というのがあるらしい。 世界には多くの国が存在するが、6段階まで進んだ国は、歴史上、2つしかない。 最初に6段階に到達したのは、我らが日本である。 次に6段階に到達したのは、アメリカである。 日本はバブルという時代があった。この時代は、土地の価格が無尽蔵に上がると信じられており、とにかく土地を転がして金儲けをして、その金を元手に世界へ進出。世界に名だたる各地のビルを買いまくって、金と土地を貸して更なる金儲けを企んだ。 住宅価格の上昇を前提にした、サブプライム問題とよく似ている気がする。 日本の場合、急速な引き締め政策を行ったために大きなダメージを受けてしまい、その後10年以上、今日に至るまで立ち直れていない。 歴史学派というのは、過去の世界各地の経済事例を研究し、成功事例は模倣して、失敗事例は真似をしないようにするというのが目的の一つとなっている。 アメリカは足もとにひっついてる東洋の島国の大失敗を見ていたにも関わらず、鼻で嘲るくらいしかしなかったのだろう。だから、同じ失敗をしてしまったということだろう。 しばらくは立ち直れない。片手で金融に金をつぎ込みつつ、もう片方の手で戦争を継続する、おかしな国である。 昨今の日本も十分ひどい国だとは思うけど、世界中の人をだまくらかす国なんて最悪だねぇ。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |