★癖★
『 癖は表現の一形態であり、言動にあらわれる。言は精神的表現、動は動作による肉体的表現。 酒に酔えば、精神的制約がゆるんで、陽気になるもの、エロ的になるもの、からんでくるもの、暴れるもの、泣くもの、さまざまである。 しかし、これが仮面をはずしたその人の性格の一大部分であろう。氷山の一角は意識上のこと、潜在の大部分は意識下のものである。 吾人の行動にあらわれた癖も、この意識下のことであり、今まで科学化されていない。 意識を離れて行動する「寝相」について私が訴えたことをご記憶であろうか。 覚醒時においても、寝相と同様、無意識のうちに表現されるのが癖である。 癖を見て、その人を評価するのは、あながち中(あた)らずとは言えないものがある。看護婦を養成するときなど、ご経験ずみのことと思うが、よく物によりかかる子は伸びないし、友達の肩に手をかけたり、もたれかかる癖のある子は、依頼心が強く、独立独行的性格ではない。』(生体の歪みを正す 橋本敬三論想集より引用)このところポーカー修養のお陰で、他人の人間性(の一部)が比較的早く分かるようになってきました。上記のようにその人の癖、言葉や行動の癖をよくよく見ると、その人が意識下に持っている思想、思念は結構わかるんですね。例えば、お金、というものに執着している人は、やはり行動のなかにそのことが明らかにあらわれていたりします。(これは、ポーカー修養のなかで勉強しました。自分一人では多分気づけなかった事でしょう!)また身体を悪くしている人は、例えば座り方が身体の姿勢を悪くするものだったり、食べ方の習慣、癖が消化に悪かったり、ということがあるだろう、と思います。つまり、人間性や性格、そしてその人の健康についても日常無意識のうちに行っているものが大きく影響しているのです。そこで大切なのは、まず自分の癖に気付くことです。長年の生活でやってきたことが多いので、まずその癖に気付くのがまず一番大変です。無意識のうちにいつの間にかやっていることなので、無理もないですよね。でも、その中に、なにか良くない影響を及ぼす癖があれば、少しずつ修正していくことです。人間は習慣の動物、ですので、どうしてもその癖をやっているほうが楽なのですが、その癖が良くない影響を及ぼすものならば取ってしまった方がいいですよね。私自身も最近発見した大きな癖がありました。ここでは恥ずかしいので敢えて言いませんが(笑)、やはり人生に大きな影響を与えるものでした。この癖に30年以上気付かずに、人生において、わるい結果を及ぼしていました。あなたも是非一度、あらためてチェックしてみて下さいね。他人の癖から学ぶとよく分かることもありますのでご参考に・・・・・・。今日もありがとうございます。