おサルさんが好き?!
興奮した女性の声で「引越」の依頼がありました。 普通はまず見積り依頼なのですが、今回は「引越をお願いします!」それも「今日荷物を運んで、尚かつしばらく預かってほしいのですが?」との事、これはまたまた理由ありの引越のようです。 しかし引越となると見積もりに伺い必要があるのと、箱詰めなどができていないとすぐには引越できないのですが?とお話すると、「荷物は全部箱詰めされています!トラックも3Tトラックで乗ります!」とのお客様の話、なんかすごく具体的だなぁ~と理由を伺うと、実は今日 東京から引越をして来たのですが、ご主人の勤め先の社宅があまりにも汚い為、住むのを止めたそうです。しかし引越のトラックは予定があり荷物を降ろして帰ってしまいました。 奥さんはその足で不動産会社へ部屋を探しに行きましたが、いくら空いている部屋があるとはいえ、大家さんとの契約やその他で1週間はかかるので、その間の保管と引越をお願いしたいとの事でした。 しかし、今日の今日で引越トラックもすぐには無く、何とか夕方5時頃に引き取りに伺う手配ができ、お客様の住所を確認しました。 住所を聞いて私はナルホド(^◇^)と理由がわかりました。 その社宅は、日本を代表する国立大学の霊長類研究所(これで何処の大学か分かる人結構いますよね!)の社宅です! そしてそれは町はずれの林の中に有り、築40年ぐらいの恐ろしく古く、又汚い所なのです!特に独身の研究熱心な大学院生が住み、霊長類の研究をするような人が長年住んでいる為、ジャングルのような おサルさんの気持ちに近づく事のできる社宅なんで~す!(^ж^)キキー!ご主人は良くても、奥さんはネ~! そして今回、ご主人の都合で引越をしてきた若い奥さんは、社宅だからと物件の確認もできず、ハウスクリーニングもされていないこの社宅を見て気絶しそうになった訳です。 そして奥さんは「私はサルじゃない~!」と新しく住むところを探して、後は引越屋さんへとTEL!しかし何件か掛けても今日すぐの引越はどこも断られていたそうですが、私どもの所(4社目)で夕方引取りならと言うことで、一安心となった訳です。 そして夕方、荷物の引き取りを伺いお客様は近くのホテルでしばらく泊まる事になりました。その1週間後に新居への引越を無事行い、メデタシメデタシとなった訳です。 まだ結婚して1年たっていない新婚さんだそうですから、おサルの気持ちになれるような場所はいやですよね、その社宅は国立大学の社宅ですから、国のものたぶん今まで住む事を気にしない人ばかりで、荒れ放題になっても社宅の改装などの提案がされていなかったのでしょう。 逆にそんな人ばかり代々住んでいたので、その大学は霊長類の研究では世界的に有名なんです。 女性の方も男性選びは、いくら高学歴でも動物や虫を研究している人は気をつけた方がいいですよ!価値観が違う人が多いようですから! ジャンル別一覧
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