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電話が鳴る 『なん、謝りよると? えっ、何の広告 これ、 ようこんな小さいの見つけたね はい、はい、買うてったらいいんやね それで、おはようより前に 「すいませんが」から始まるんやね わかった、買うてくる は~い』 電話の内容で 相手が義母だとわかる 今日も 元気だということがわかる 日曜日の 静かな朝 「ああならんといけん」 にタイトルを変えたほうがいいのかもしれない
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2010.07.03 10:40:07
ゴールデンウィーク 最後の日 義母と昼食 道端のアザミが綺麗 「あれを採れちゅうとよ どう思う」とモスラ 「自分じゃ採りきらんけね」と義母 「あはははは」とゴジラ 一年ほど前 モスラがアザミを 持ち帰った時 茎がポッキリと折れてたらしい 「で、どうしたと?」 「ばれたら怒られるけ、 セロテープ張っとったら 今年も見事に咲いとると」 義母を送って行った時 そのアザミを探してパチリ 義母の家の庭の芝生に 背の高い 不思議な花が群生していた 義兄が横浜から帰ってきたら 芝刈り機で 全部刈られる運命 アザミは 抜かないでと 言っとかないとね
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2009.05.17 19:07:04
ついこの間まで 「暖かくなったら また、連れてってくださいね」 と言ってた義母だが 「どっか行こう?」 というモスラの言葉に 「いんや、行かれん 新型インフルエンザが 流行しとるのに 行かれるもんね」 と義母 そう言えば モスラが昔 インフルエンザかもしれんと 言ったら 家の扉を 開けてくれんやったと 言ってたな 「荷物だけそこ置いとき って言うと ひどいと思わん」 とモスラが言ってたのを 思い出した うん それぐらい せんと いかんのやろうな お義母さん きっと 長生きすると思うよ うん
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2009.05.03 07:17:41
身長では ありません 義母の血圧です。 「朝起きたとき、まっすぐ歩けんのよね。」 血圧を下げる薬の副作用か・・・・ 京都行きの予定も ソフトの打ち上げも とりあえず みんなキャンセル モスラも 泊り込んだり 「いつからよ!」 モスラにいっぱい 怒られながら 病院でしょんぼりしてる義母が 目に浮かびます 三週間ほど どたばたして 目の前で 芋天を パリパリと食べる 元気そうな 義母を 見て ちょっと 安心の土曜の朝 「買った鉢、置いてかんの?」 「大きな鉢に入れて持ってくる、 まだ言われん、ゆうたら 「まだ持ってこん」って言うけん きれいやろ「ムラサキシキブ」って いうんよ」 「きれいな紫色の実だね」 「そう、そう あの実ね つかしきらんとよ 地植えして実をつけるまで 三年かかった・・・ でね わたしんちの見て 「いいね」っていうわけよ」 「お義母さんが?」 「そう、そう、 で 三年待てんやん・・・・ 実のついとるのを買ってきたと」 大丈夫 副作用も軽くなったようだし 血圧も下がったようだし 君がいるから 大丈夫だよ
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2008.09.27 19:13:14
「電話しとってね、今から行くって、玄関開けてねって」 入れてもらえないと いけないので モスラに 何度も確認して 義母の家に 頼まれ物を持っていく 「hikoです。」 「はい、はい」 にこやかな声で応対しながら 扉を開けてもらえた 家に戻ってみると 「ありがとうって電話が あったよ。 それからね、初めてhikoさんが 家に来た日を思い出したって・・・ 人参とタマネギとを 手みやげに持ってきた時 あの日のままやったって 黄色いジャンバー着て おみやげ抱えて・・・お父さんに 駅まで遠いから 車で送って行かそうと 外に飛んで出たけど いい、いいってhikoさんが言って 探したけど もうおらんやったって 結婚する、随分前の事 よう覚えとるよね」 そうだね いい青年だねって お父さんは 言ってくれたと・・・・聞いた覚えがある お母さんは 結婚を反対してる・・・・と聞いた覚えが・・・ 遠い昔の話 もう、笑い話だね
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2008.06.18 06:11:01
「芋天をふたつ ください。」とモスラ ひとつは、お世話になったお隣に もうひとつは、我が家用 という算段だったようだ。 帰り道 義母の家の前を通る時 「ちょっと、寄って 半分置いてくるね。」 ・・・・・・・・・・とモスラ もう・・・・おわかりですね。 はい、 くいしんぼうの義母が 半分で納得する わけがない はい、やっぱり 車に戻ってきた モスラの手には、何もありませんでした。 「聞いて・・・・ お昼ご飯の用意 しとるのに・・・ 芋天、テーブルの上に 置いた途端、食べ出すっちゃけ 全部いるって もう 全部置いてきた・・・あぁ」 「買いに、戻ろうか?」 「忙しいけ、またにする、帰ろ」 なんとも かわいい義母とモスラの やりとり ふと ああなるのも いいんじゃないかと 思ったりなんかする 梅雨の晴れ間の午後の出来事
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2008.06.18 05:48:44
「どちら様ですか?」 「hikoです。」 「どちら様ですか?」 「・・・hikoです・・」 「どちら様ですか?」 「hikoです~」 「あぁ、hikoさんかね」 モスラから 「知らない人が来た時、 扉開けたらいけん」 と言われてる義母の接客対応 お義母さん 合格です。
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2008.05.11 07:33:34
「10万円も・・・誰の肖像・・・夏目漱石・・・えっ捨てんでいいやろ・・・」 電話が鳴って、ここまでの会話で 義母だとわかる で・・・話の内容も おおよそ わかった 日銀のHPへアクセスして 電話口へ声をかける 「現在も有効な、お金ですよ」 「・・・休み明け、銀行に持って行って、入れとくから、 それで旅行にでも行こうね、はい、はい・・・・」 2~3分の電話で グッタリとしたモスラが しみじみとつぶやいた 「ああならないように・・・・・・しようっと」
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2007.12.31 11:42:21
7時頃 電話のベルがなる 緊急電話か? 「はい、○○です」 「あの・・・・」 「あっ、お義母さん」 「モスラ、おるやろか」 電話を聞きつけ ごそごそと起きてきた モスラに替わる 「どしたん?なんかあったん?」 「・・・・うん、 うん、うん・・・・ 今日はだめな日よ・・・・・」 どうやら ゴミ出しができるかどうかの 確認だったらしい 「休みの日に 朝早く電話があると びっくりするっちゃんね」 「ちょっとしたことやけど 家族にしか聞けん やっぱ女の子、産んどかないけんやったね」 「いいと ゴジラの彼女が いい子やけん あぁあ、おかあさん 広報見とらんのやろうね 書いてあったちゃけどね」 「お義母さんは 幸せやと思うよ、朝早くに 電話をかけられる相手がおるって」
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2007.09.29 09:41:38
義母の家の雨漏りにモスラが 飛んでいく 応急処置的になおして貰ったけど 老朽化対策が必要なよう 「今のままでええ 私が死んだら 建て直したらええ」 何年か前 そう義兄に言ってた 例えば もしも、僕の母が そう言ったら 「死ぬとか縁起でも無い 生きとる内に お金は使わな 自分たちの住む家やん お金なんか残さんでいいけ きれいにしたらいいやん」 というだろう・・・・・ でも その時の義兄の応えは 「うん、うん そうする それまで今のまま辛抱し」 とか笑いながら言ってた でも 笑いあっとると 義母と義兄で・・・・・ 笑いのツボが 違うっちゃね 死とか老いとかも 笑いにする 聞いてる僕は びっくりするんだけど 笑顔なんだよね きっと 葬式の時も 泣きながら悪口、言ってるんだろうな あたたかさの 色が違うけど 家族なんだね
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2007.08.05 06:50:41
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