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87分署最終作・・・(T_T)
読む前に、解説を読んでいたらしみじみしちゃったよ・・・ 半世紀にわたって書き続けられた警察小説が、終わります。 この小説に現れる都市は架空のものである。 登場人物も場所もすべて虚構である。 ただし、警察活動は実際の操作方法に基づいている。 ↑この但し書きが好きだったのよね。 連続射殺事件を追う、87分署の刑事たち。 最初に射殺されたバイオリン奏者はキャレラとマイヤーが。 化粧品販売の女性はパーカーとジェネロが。 神父はなぜか88分署のオリーが。 女性教授はブラウンとクリングが。 主婦はホースが。 とそれぞれ追っていくうちに、 犯人の名前があぶり出されてきます。 この収束のしかたがさすがです。 犯人側の事情も描かれていて、 多少の同情も感じるところがありました。 半世紀近くたって殺人に至る事情というのも・・・。 キャレラは、幾つ戦争をしたら我々は学ぶんだろうと思った。 そして今回はキャレラ家でも問題が起こります。 思春期に入ってきた子どもたちの問題です。 子「みんな、少しぐらい・(略)・ってるわ」「それが、そんなに重大なことなの?」 親「この家では重大なことなの」「私の子供はだめだ」 さて日本の親は、子どもにこんなふうに言われたときに、このように毅然と言えるかな?と考えさせられました。 オリーは今回もおいしいな。 回を追う事に毒がなくなってる気がするオリーです。 この前に未訳の中編があるそうですが、 もうこれで87分署の新作は読めないんですね・・・ 古いものは読んでいないものがいっぱいあるので 楽しみはまだありますが・・・ マクベインさん、ありがとう! ↓教育問題も少々入っているかな(^^;) ↓マクベインファンの方もクリックよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.28 13:22:59
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