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『とんとこひ・セクスアリテ』

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August 30, 2007
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カテゴリ:性教育/性球儀

  デイビッド・ライマー氏は、ジョン・コラピント著「ブレンダと呼ばれた少年」のブルースです。

  地元ウィニペグの報道によると、二〇〇四年五月七日に亡くなられています。享年38歳。

 

Man raised as girl dies
 
WINNIPEG - A Winnipeg man who was the subject of a ground-breaking sex-change experiment died this week.
 
David Reimer's parents were advised to raise their baby boy as a girl after a failed circumcision in 1966. Reimer was clinically castrated and was subject to mental, social and hormonal conditioning to help him live his early life as a girl named Brenda.
 
Medical experts from around the world quietly monitored the experiment, which was thought to be of particular interest because Reimer had a twin brother.
 
Reimer was a social outcast as a child and suffered extreme depression. He discovered the truth about himself when he was a teenager and decided to life as a male. He underwent testosterone injections, a painful double mastectomy and a phalloplasty and started a new life as a man.
 
Reimer eventually married and raised three stepchildren in Winnipeg.
 
The flawed experiment later received worldwide publicity, and Reimer stepped out of anonymity in 2000 to reveal his story in the book As Nature Made Him: The Boy Who Was Raised As A Girl.
 
Reimer was 38 years old.

http://winnipeg.cbc.ca/regional/servlet/View?filename=mb_reimer20040507

  年齢的にあまりに若く、死因もはっきり報道されず、もしも自殺であったのならば、彼が体験したと同様な扱いを、せめて次の世代の子どもたちは受けませんようにと願うばかりです・・・
  デイビッド・ライマー氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 「ブレンダと呼ばれた少年」には、ジョン・マネー博士の、「性別(ジェンダー)は後天的に変えられる」という説の根拠となった「実験」は、インチキであった、ということが克明に書かれています。
  博士は権威ある学者だったので、彼の影響を受けた医者に、ジェンダー固定手術を出産時に施され、それが原因で、生涯くるしんだ人の数は全世界で何千人と推定されます。
  それが原因で自殺もしくは自殺寸前までいった人も全世界では100を超えるのではないかと推定されます。
  Cheryl Chaseというアメリカ人女性が、インターセックスとしてComing Outし、Intersex Society of North Americaの創始者の一人になりました。
 ISNAが思想的に最大の敵としているのは、ジョン・マネー博士です。
http://www.isna.orgは主に「ジェンダー固定手術は思春期になって本人が決断できるまで待て」ということを主張しています。


*番外編BBSより抜粋

2004年5月13日 9時31分

 ・・・インターセックスの場合は、トランスジェンダーのような性適合ではなく、本人の了承のない「性矯正(そして強制)」手術になる。それが本人のジェンダーとぴたりと即していれば、成長過程において何の問題もないわけなんだけど、齟齬のある性を選択させられた場合は、自我に即した体を手に入れるために、さらに性適合っていう、二重三重の手術を受けないといけない。ブルースの場合、その二度目の手術の選択を放棄せざるを得ないまで苦しんでいたのかな、と、考えると、そっちのほうが切ないな、僕は。

ブルース/ブレンダの場合は(つか、よく知らないんだけど、この事象)、性自認の先天・後天説という問題以上に、ドグマによって作為的に作り上げられた後天的なトランスジェンダー(性自認より後で齟齬のある肉体を与えられたと言う意味で、ね)という現実があって、そういう部分でちょっとご立腹。なんなの、このジョン・マネーって医者。こういうおっさんは、寝ている間に生理食塩水パックをうめこんで、巨乳化してやればいいのっっ。

あとさー、インターセックスの問題を考えていると、ジェンダーがアンドロギュヌスな人なら、理想的な肉体だったりするから、そういう点では、うらやましい。そういう人の場合は、手術されないほうがよかったと、後々考えたりするんでせうね。でも、ユニセックスなジェンダーをもって、かつインターセックスとして生まれた場合は、八方塞がり。両性であることも、男性であることも、女性であることも望まないタイプなら、すべてにおいて不満が残る。

ああ、またややこしい問題が・・・



*参考
「インターセックスとトランスジェンダー」
本で読んだりしてすでに知っている内容がほとんどだったが、ハワイ大学のミルトン・ダイアモンド博士(性科学の権威)やインターセックス(いわゆる半陰陽)の当事者の方の発言を生で拝聴できたのは貴重な体験だった。銀河の主治医(?)の針間克己先生(精神科医)のお話も聞くことができた。正確な知識もないままにあやふやなことを言うのは差し控えるが、印象に残ったことをいくつか書いておく。

(1)日本の場合、インターセックスは2000人に1人。トランスセクシュアル(用語についてを参照)の推定値(5000人から10000人に1人)よりもはるかに多い(ダイアモンド博士の発言より)。だれもがインターセックス児の親になる可能性があるということだ。

(2)自分の肉体を改造することこそがアイデンティティーの支えになるトランスセクシュアルに対し、多くのインターセックスは(典型的な男や女にするための)手術を好まないと言う(これもダイアモンド博士の発言から)。多様な性のあり方をありのままに受け止めることのできる社会の構築と、そのための教育が必要とされているのと同時に、私たちひとりひとりの意識も変えていかなくてはならない。この点に関しては(あくまでも私見だが)、多くのTV/TG/TS(用語についてを参照)はかなり保守的だ。

(3)インターセックスのみならず、トランスセクシュアル当事者にとっても緊急に確立すべきなのは「性の自己決定権」。このことは話し手の方々のほとんどが触れられていた。



*インターセックスとトランスジェンダーに関する参考HP『日本インターセックス・イニシアティヴ』

*2007-03-05 PESFISサイト新装開店おめでとうございます。『インタ-セックス(半陰陽)の子ども達とその家族のセルフヘルプグループ 』(PESFISケースワーカー 橋本秀雄)
*関連Wiki 性染色体






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Last updated  February 12, 2009 11:06:51 PM
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