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![]() ピ、「最初は『あいつ誰?』と疑われた」 歌手兼俳優のピがハリウッドに進出して、現地で認められるために韓国式で必死の努力をしたと言う。 ピは10日午前に行なわれた「Ninja Assassin」に関連したインタビューで「最初、ウォシャウスキー兄弟と仕事をする僕を見て、アメリカの人々が『一体あいつは何?』と言った。僕の事は何も知らなかった」と打ち明けた。 ピは前作「スピードレーサー」で主助演級で出演してから「Ninja Assassin」でハリウッド初主演し、俳優として本格的なアメリカ進出をした。彼の可能性に目を留めたウォシャウスキー兄弟によって抜擢され、ハリウッド主演のチャンスを掴んだのだ。 ピは「そんな疑いの視線を避けるために物凄く努力した。CDも配って、ご飯もおごって、話をして、韓国スタイルで近づいた。人々にYouTubeで僕を探してくれるように言った。また爆弾酒を作ってあげた。韓国式で本当に特別な物を全て見せてあげた」と言った。 「以前から先輩達をもてなすのには慣れている」と言って笑いを誘ったピは「幼い時から習った全てを彼らに見せたと言える。その後、皆仲良くなった。爆弾酒は『新しいカクテル』だと言って気に入ってくれた。僕が何かすると翌日新しい噂になりました」と伝えた。 韓国とアメリカの映画作業の差を尋ねると「プロセスはほとんど同じだが、資本が違うので、アメリカの映画作業の方が全般的に楽だと思う。お金があるから、俳優のコンディションによって状況を合わせる事も出来るし、俳優の英語のコーチ、表情変化についてのコーチも細かい。車の種類から始まり、家も準備する。演技する事が楽で、韓国の監督達がこのお金でもっと素敵に撮影できるはずなのにと思ったりした」と付け加えた。 一方今回の英語の台詞で特別に努力した部分について「発音や台詞の上手さより、台詞を言う前に、どんな表情を作るべきか悩んだ。それが監督からの注文でもあった。まず身体を任せた。監督が台詞が違ってもかまわないと強調したし、台詞よりフィーリングと表情により集中した。トイレでのアクションシーンは自分でも満足したし、その後は英語への恐れが無くなって速戦即決だった」と答えた。 この「表情演技」…。元々RAIZOは暗殺者なんで表情豊かであっては困る。感情を表に見せない方がクールだ。 かつての大ヒット作「レオン」でのジャン・レノも感情を極力抑えた演技が光った。 淡々と無表情のRAIZOではありながら、とても人間的で 「この人はどういう男性なんだろう…」とアサシンではない姿をもっと知りたくさせるようなキャラクターだ。 ジフニが満足したと言うトイレのシーン。アサシンデビューするシーンだ。 このシーンの表情演技は拍手拍手。 緊張、恐怖…様々な物が入り混じった表情がこちらまでバクバクさせる。 「Ninja Assassin」のピ、「韓国的なものが必ず世界的なものではない」 国内での活動が途絶えていた過去3年間、ピはアメリカでたった一人戦っていた。 歌手であり俳優である彼はどちらの分野でもアメリカ市場に進出するため24時間待機しながら各種映画オーディションを受け歩き、アルバム社を捜し歩いてはCDを配った。 彼のアルバムに好意的な反応を見せた製作者達が、結局は「アジア市場でアルバムを出しましょう」と提案した時、彼は東洋人としての限界を痛切に感じた。 「韓国的な物が世界に通じるという考えは捨てるべきです。東洋人がアメリカ市場に出ていく時は、本人一つだけ除いて、他の全てを彼らに合わせなくてはなりません。アメリカのプロデューサー、作曲家、彼らの好むジャンルの音楽…全ての物がアメリカの物でなくてはならないのです。そのためアジア人がアメリカに進出するのはとても難しいです。僕は映画と音楽のうち一つでもできればという思いで二つの分野のオーディションを共に受けていったし、運よく映画の方で先に足を入れることが出来ました」 こうした努力の果てに、彼は「マトリックス」を作ったウォシャウスキー兄弟の映画「スピードレーサー」に助演として抜擢される。しかし映画は興行に失敗。ピは自分の名前をハリウッドに刻みつける、また別の方法を探して、ウォシャウスキー兄弟のうち、レリーが読んでいた本に関心を持つことになる。 「何の本ですか?と尋ねると忍者の本だという。『スピードレーサー』の後で作ろうと思っているが10年間ピッタリの俳優を見つけられなくて気に病んでいる、という。これだ、と思って、事あるごとに一生懸命やりました。僕の出番がない時も出かけて行って存在をアピールし、どうやったら良く見えて、その映画に何かの役で出られないか悩みました」 そんなある日、格闘シーンを撮るのでスタントチームが彼を呼んで幾つかの動作をさせた。 小さい頃から合気道とテコンドーをやって韓国でアクションスクールに3,4ヶ月通ったピは、 彼らの要求する事を難なくこなす事が出来た。 一週間後、ウォシャウスキー兄弟の電話を受けて夕食をしに出かけた彼は、「Ninja Assassin」の主人公として抜擢されたというとてつもない話を聞く事が出来た。 「僕のバックにウォシャウスキー兄弟とジョエル・シルバーがいるから、ハリウッドの映画製作者や監督達が僕に関心を持ち始めました。アルバムを製作しようという提案も結構入ってきているし、検討中のハリウッド映画のスクリプトも何本かあります。ひとまずアメリカという巨大な市場に足を踏み入れたと思います。今回の映画が興行まで成功すれば申し分ないですが、たとえ期待に添えなくても、僕の名前だけは彼らにしっかり刻み付けることが出来ると思います」 ピは「運が良かった」という言葉と「歯を食いしばって死に物狂いで努力した」という言葉をまるで同意語のように繰り返した。 「Ninja Assassin」のプロモーションで韓国に来た彼を10日にインタビューし、 「チャンスは準備された者にやってくる」という名言が頭の中でぐるぐる回ったのは極めて自然な事だった。
最終更新日
2009年11月25日 12時31分36秒
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