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「ナン」昨日は雨の装置の故障で、ちょっとしか雨が降らなかったという。
今日は雨のカーテンのようなものが横に幅広く落ちてくる。 その中を入ったり出たり、右へ左へと動きながら はじめ羽織っていたジャケット脱ぎ捨て、透けるような白いシャツで雨の中でずぶぬれになる。 さてサビへというところでマイクの調子が悪い。 声が雷の音の向こうに聞こえるようになってしまう。 ここから朗々と歌い上げる所なのに…。ジフニは一瞬「まいったな」という顔をして それでも慎重に、マイクに「頼むよ」とでも言うように少しずつ歌い、 シャツを脱ぎ捨て上半身裸になり 優しく「サランハヌンナンー」と歌った後で、そっと皆に投げキッス。ゆっくりと。 にっこりと笑い首をかしげ、胸の前でハートを作った。 この一連の行動に、私は眼は点、即死状態。 「見た?今。今の見た?何?あのキス、あの微笑。あれがジフニの究極の魅力だよー」 周り中からそんな声が聞こえてきそうだ。 悲鳴状の歓声なんだけど、ウオーッて言うよりもヘナヘナという感じのため息に近い悲鳴だ。 たとえトラブルやハプニングがあろうと、それを魅力に変えていけるジフニの 練習に裏付けられた自信と余裕を感じた。 ダンサー達のダンス。今回は男性ダンサーも外人ダンサーが多数加わって、 ジフニの今までのダンサー達も結構刺激になって上達したし、レベルがぐんと上がったと思う。 ソンタクシが終始緊張の面持ちで一生懸命でした。 黒いロングコートに赤いスカーフ?をつけてジフニが現れる。 重厚なリズムでのロックバージョン「アンニョン」だ。 ダンサー達が赤い旗を持って花道を走る。赤と黒のコントラストが情熱的だ。 前日のコメントでも、曲と曲の間を待たせないように着替えを急ぐのが大変だったといってたけど 本当に着替えが多くて。昨日はボタンを掛け違えていたというし、一生懸命のジフニ。可愛い。 スクリーンに韓国太鼓。勇壮な演奏。 そのうちスクリーンにジフニの肩から腕が映る。太鼓の音にあわせて、腕が躍動する。 しなやかで力強い動きは和太鼓の勇壮さに負ける事が無い。 ステージは赤く、あちこちに漢字が施された提灯。 ジャッキーの酔拳の映画を思い出させるような中華圏のエキゾチックな雰囲気だ。 「僕が有名になって嬉しいかい」は前から東洋の格闘技を思わせるような振りで有名だ。 途中からは酔拳ダンス。本当に酔っているのかと思うほどの熱演だ。 酒のビンを持ち、飲み干すようにしては酔拳。ビンを割って真っ暗に。 次のステージはメタリックな雰囲気。 赤いジャケットを脱いだジフニはカポネの時代の帽子にベスト。手にはキラキラした手袋。 World Tourのロゴが施された車輪付の椅子を上手く活用し、 椅子に座ってヨジャダンサー達のエロチックな絡みを受ける。 曲は「11days」。随分編曲されて、オシャレで変わった雰囲気。 今回のステージではこんな風に既存の曲を大幅に編曲したものが多いからとても新鮮。 ジフニのダンスも実に計算され、きっちりと作り上げられたという感じがする。 スクリーンにI'm Comingの映像が流れる。 ダンサーを従えないで、自分の映像6人をバックに歌い踊る。 もう皆十分覚えていて、会場は合唱に近い。 「チャギヤー、楽しんでます? 皆携帯持ってる?ちょっと出して。今、最初に思い浮かんだ人に電話してみて。 した?ちょっと貸して」 ジフニは観客に手を伸ばし、携帯を受取る。うわー、なんだよ、それ。 「もしもし。ピです。今コンサートしてるんだ。ありがとう」と言って携帯を返し 「電話した相手にも聞かせてあげて、皆で歌おう」と言って「With U」を歌いだす。 意外な展開に会場は大騒ぎ。大合唱。 余計なお世話だけど、その携帯。今後使うか使わないか。ジフニの指紋と汗がついた電話…。 私なら… 「これからも頑張って公演を最高にしていこうと思う。 チャギ達に会うと凄く不思議で力が出る。愛してます。 できるかどうかはわからないけど世界のピになろうと思う。 でもそれにはチャギ達が居なければできない。 これからも僕のチャギで居てくれますか? コンサートは皆のために頑張る。いつもチャギ達を思って一生懸命頑張るから、 これからも見守ってください。お願いします」 「ハルド」 踊らずに歌い上げる。歌の上手さを実感する。 こんな場所にこの曲を持ってきたのは「一日も君を忘れた事は無い」というメッセージを 私達に伝えたいからだろうか。 暗闇に消えていく。 スクリーンに子供達の映像。 「ピはこのコンサートツアーを通じて、AIDSで親を失った子供達を支援する慈善活動を応援している」というコメントが流れる。 プレミアの時のように子供達は出てこないで、ジフニが白い衣装で「Friends」を歌う。 公演の最後を締めくくるように温かい気持ちで胸が一杯になる素敵な曲だ。 「永遠に君のそばに僕が居ること、忘れないで」というメッセージが胸にしみる。 アンコールを求めて声が上がる。 ジフニは白いパーカーに着替えて出てくる。「アンニョンイランマルデシン」 いつものコンサートのエンディングのようにタオルを投げ、水をまく。 私はファヨンの撒いた水に濡れた。 最後にステージの中央にジフニが立ち、ゆっくりと皆に向かって優しく投げキッス。 …もう私はジフニのチャギだから、いつまでもジフニのそばに居てあげる。 お疲れ様ジフニ。大きなプレッシャーだっただろう。武者震いもしただろう。 上手く段取りをこなせるか、1秒1秒との戦いで疲れただろう。 外に出ると澄み切った冷えた空気だったが、胸の中は熱かった。 なんて人を好きになってしまったんだ。すばらしいステージ。ぶれない歌唱。正確なダンス。 ジフニの愛をしっかり受け止めたから、その余震が体を襲う。 どっかでご飯を食べようと移動している時、ポツリポツリと雪が降り始めた。 開場を待っている時は、雨も雪も無く、寒かったけど何とかなった。 でも私達の帰りたくない涙が凍って、ジフニとの別れを惜しむ心の土砂降りが凍って みるみるうちに大雪になって道路に積もった。 日本だったらこんなボタ雪は積もらないと高をくくるような大粒の雪ががんがん積もっていく。 だのに深夜になっても週末のソウルは凄い人ごみで時間を忘れるくらいだ。 私の靴は雪の中を歩き、みるみる浸水した。あぁ、この靴ももうお釈迦かもしれない。 翌日の飛行機も真っ白な飛行場の除雪作業や、飛行機に積もっている雪を完全にはらう事に 時間がかかった。 ジフニが「帰したくない」と言ってくれているようで後ろ髪を引かれた。 事前情報の通り、プレミアの何倍もパワフルで、Rainy Day公演よりももっともっと洗練されて パワフルでセクシーでキュートで、言葉が無い。 あのモヒカンは、ジフニの遊び心。おそらくこの公演以外で見ることはないだろう。 ステージの上で時折、真ん中の脳天の髪を両手で撫で付けるように立たせておどけた顔を見せた。 これからいろいろな国へと渡っていく。出来る事なら全てを見守り、声援で支えてあげたい。 それが出来ない歯痒さが切ないけど、同志である各国のファンが、 私と同じようにジフニを愛してくれたらいい。 今回、大変な強行軍で、私は韓国に33時間しか居なかった。 娘と一緒に行ったから33時間で20万もかかってしまった。また働かなくては…。 ジフニにも1曲1億ウォン以上だった位、私にこの大金は大変だったが、それすらどうでもいい。 今回行けないと諦めてたのに、皆さんのお手伝いをしていたらヒョッコリ取れてしまったので、 皆さんが行かせてくださったのだと心から感謝しています。 本当にありがとうございました。
最終更新日
2006/12/18 11:59:52 AM
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