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2004年09月23日
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もう、このシリーズはうんざりして来た。

自分なりに勉強しながら、いろいろ見聞しているわけ
なのだけれど野坂昭如の「この世はもうじき御仕舞いだ」
って唄が頭の奥から思い出される。

野坂昭如は小説「マリリンモンローノーリターン」を書いた
だけではなく、ついに桜井順(能 吉利人・水木ひろし)だか
作詞させて唄までうたっちまった。

♪この世は もうじきおしまいだ
 あの街この街鐘が鳴る
 切ない切ないこの夜を
 どうする、どうする、あなたなら
 マリリンモンローノーリターン



んなこと、言ったって「おしまい」まであと2、3百年ぐらいは
あるんだろう。もっと、短い?それでも4、5十年先ならば自分は
「ここしばらくはどうでもいい」と。ヤケクソな気分もする。

野坂が歌った時代から、もう30年この国はなにも変わらなかった。
テレビでサリドマイド製剤の睡眠薬を妊産婦に飲め、飲めと囁く
あの大日本製薬「イソミン」のテレビコマーシャルを毎週金曜日に
みせられた小学生の自分は、この国はどれだけミシミシ来ているの
かと思ったが、まったくひび割れも砕けもせず相変わらず漂流して
いるらしい。

自分が飽きてきたころに、皆さんが眼が開いちまったりなどして
イタズラに騒がせているみたいになって気まずい。しかし、取り
あえず身の回りから総点検してかたっぱしからゴミ箱に入れると
いうのも潔いのではないか。バスルームから、お気に入りの石鹸
だけを残して思い切ってぜんぶ捨てるぐらい気合をいれてないと
この国では到底天寿をまっとうすることが出来ないかもしれない、
と思ったりする。

それで、今日はダニをやろう。(笑)



どうもダニって奴は、昆虫ではないらしい。

節足動物で、クモ系の「形網」に属しダニ「目」みたいなものらしい。
実は、どいつもこいつも意外に善良で人間にたかって血を吸う奴
っていうのは極少数なんだそうだ。

種類は、ざっと3万種ぐらいあってね。日本ではざっと1500種
ぐらいは確認されているとか。普通は0.7ミリ以下だっていうね。
これを絶滅させようって、人間の算段は虚しいなあ。

彼らの活動する場所は、おもに「畳」「絨毯じゅうたん」「布団」です。
日本の戦後は畳の間にじゅうたんを敷くというような滑稽なケースも
多くありました。こんな真似をしておいて、夏の大掃除に床下へDDT
を撒くなどして育ってきたのだから病気にならなかったのが不思議な気
もするぐらい。むしろタフだったのかなあ。

ダニが多いのは「布団」で、つぎに「じゅうたん」「畳」の順のよう
ですね。観察意見では、新しい畳以外では人間を刺すツメダニという
ものはおらず一年以上になると畳ではチリダニが圧倒的に多いという
風になるものだそうです。

布団には、大体1平方メートルあたりに10万匹程度のダニが生息を
しているということです。布団を調べるとダニの巣のような状態で、
内部は圧倒的にチリダニとホコリダニの死骸となります。布団の内部
の繊維に死骸がからみ外部に放出されないまま蓄積されるので最も
ダニが多い場所となるわけです。この論で、当然「ぬいぐるみ」に
「ベッド」「ソファー」はダニが多い場所となります。

日本家屋では、毎年6月ぐらいから急速にダニが増え7月が一年で
最高の活動時期となります。最近のマンションでは機密性が高いのと
冬でも暖房が入っているのでダニは寒冷期も家庭で減らないようです。

これをどうして駆逐するのか、という発想で次々と防ダニ剤や防ダニ
加工品がつくられ売られてゆく。

ところが、実はアレルギー原因にダニが占めていると言われているが
花粉にせよダニにせよアレルギーを引き起こす直接の主犯だという訳
ではない。インターネットではダニが最大のアレルゲンだと堂々と
書いてある。

東京大学物療内科での研究では、マウスに花粉やダニなど注射して
実験してみてもマウスの体内にIgE抗体ができないことが判明をして
いる。それではわれわれのアレルギーの原因は何なのか?

同じくマウスに花粉やダニなどのアレルゲン抗体とディーゼルエンジン
の排気ガス中の微粒子を複合させたコンプレックスを注入する。すると
みごとにIgE抗体ができた。花粉やダニなどの重量部をマイクログラム
まで低減させても変わりはないそうだ。

ここでディーゼルエンジンの排気ガス中成分である微粒子を重要視する
視点が発生する。このような排気ガス中粒子を「アジェバンド」という
風に呼称するらしい。つまりわれわれの真のアレルギー誘引因子は
アジェバンドにより活性化したアレルゲン複合体なのである。

当然なのだ。歴史的にもスギが多数街道沿いに植えられている地域が
からなずしもアレルギーが多いとは言えない。スギ花粉の大量飛散と
同時に、地域へのトラックの流入が頻繁で大気中にディーゼルエンジン
の排気ガスが横溢している地域にもっともアレルギーが多いのである。

それどころか北里大学医学部の研究では、殺虫剤のスミチオンや除草剤
のパラコートが空気中に極微量浮遊しているだけでもアジェバンドと化
してアレルギーを誘引するという事が分かってきている。

つまり、ダニを駆逐せんとばかりに薬剤を噴霧することにむしろ問題が
生じる可能性が濃厚にあるのである。

防ダニ加工製品は、ほんとうに複雑な話題を提供することになるのだ。

クラレ  「バグカット」マイクロカプセル加工耐洗濯性忌避剤
東レ   「ケバック」不揮発性第4級アンモニウム塩忌避剤
シキボウ 「ノンバック」カルボン酸エステル忌避剤
帝人   「マイティトップ」フタルイミド系防ダニ忌避剤
日清紡  「バイセクト」アニセンCBP忌避剤
東レ   「アンテル」炭素繊維
帝人   「テイジンテトロンGS」木曾ヒノキ天然製油複合
デュポン 「クオロフィル」多孔性繊維


知らないうちに防ダニ加工のメーカー配慮は進んでいる。いろいろな
試みはありがたいが消費者はとまどうばかりである。注目すべきは
帝人が、フタルイミド系防ダニ忌避剤を使用している。これは農薬
で発がん性を指摘されている。効果は高いのだろうが、人間が布団
に使用する繊維としてどうだろう。

彼ら繊維メーカーの物流にディーゼルトラックを使用していない事を
心から願ってやまない。






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最終更新日  2004年09月25日 07時30分42秒
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