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2008年12月07日
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早朝、所要でドライブをした。

道中社内でFM放送を聞いていると、なんとあの幸福の科学の教養番組を流している。
平素気づかなかったのは早朝の移動は平日に限り、日曜日にドライブすることは皆無に近かったからだ。この怪しげなカルト教団が昨今はオーム真理教との応酬の果てに今はこういうスタイルで世相に適応しているのかと感心した。

内容は、実に月並みなものだ。「垂直思考と水平思考」などと図式的なことを言っている。ああ60年代に流行したあれをパクッているわけだ。まあ、それは良いとしよう。内容を聞いていると、彼らにとっても「水平思考」をどのように扱うべきなのかを多少持て余している様子だ。


このブログ風の切り口で言えば、「垂直思考」とはキャッシュフローに裏づけられた担保ある思考態度のことだ。担保されているものがあるあいだは、深く掘ればよい。鉱脈が枯れ尽すまで垂直に掘り進めばよい。そう考えて大多数の人間は生きている。たしかに二代三代掘り進んでも揺るがない埋蔵量のある資源も多いだろう。だが所詮資源はいつか枯れる。水平思考などと、韜晦ぎみに喧伝された思考法は誰もが薄々採用している一種の日和見主義なのだが、広く状況を見通しするために試掘を試みるという態度だと 幸福の科学はいう。なるほど、それは多少60年代の流行思想を咀嚼して、信者に対しては親切な解釈だと思う次第である。


つまりは 既成の一次産業、二次産業、三次産業の枠組みに踏みとどまって固着する人たちの基本戦略は、ばくぜんと「垂直思考」と括ることは可能かもしれない。それがどうなのだといえば、さほど意味があるとは思えないが幸福の科学の布教活動には重宝な用語となるわけだ。

わたしの関心は、一歩踏み込んでその先にある。

幸福の科学らは、現状刷新と進歩の思考態度であるとする「水平思考」をどのように扱おうとしているのか。彼らのメッセージを耳傾けていると面白い。総裁大川隆法の知恵なのだというその着想が面白くない。「垂直思考」80%「水平思考」20%が適正なのだという。


ばかばかしい。「垂直思考」をどのように量化し、「水平思考」をどのようにハカリに載せるつもりでいるのかは知らないが、そもそもハカリにかけられるという保証はどこにもない。「垂直思考」100%の果てに飛躍的な思考のジャンプを遂げることもあるし、奇妙奇天烈な発想で、いきなり巨大なキャッシュフローにたどり着く場合もある。8割2割だとか言う着想も、所詮は年末ジャンボ宝くじを買うのと大差ないのである。

カルト教団は、所詮はこの程度の思いつきを述べては教本を売る。それら教本の売り上げが彼らのほかならぬ「垂直思考」なのである。まだまだその成功体験から離脱していないようだ。








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最終更新日  2008年12月07日 09時12分19秒
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