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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2009.04.10
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カテゴリ:ヒラカワの日常
午後護国寺の講談社で、週刊現代の取材を受ける。
来週末より発売予定の『経済成長という病』の著者インタビューである。
久しぶりの、講談社。
随分立派なタワーになっている。
待っていてくれたインタビュアーは、
なんと、ミシマ社の大越くんであった。
確か以前は、S会議という出版社におられたが、
「いやぁ、ヒラカワさんの『反戦略ビジネスのすすめ』を読んで
会社を辞めちゃったんです」と第一声があった。
そういえば、あの本は、随分ひとさまの
人生の決断に関わったようである。
恐ろしいような、申し訳ないような心持ちである。

で、質問の第一声は「この本を書いた動機は?」というものであった。
リーマン・ショック以後、経済的な問題点に関しては、
いろいろな人が、様々な媒体で発言し、
総括をしている。
その総括の仕方そのものに対しての疑問がひとつ。
もっと重要なことは、
ここに至るまでの、おれ自身をふくめて人々の心理的な問題点に
関してはまだ総括の糸口さえ見出せてはいないということである。
経済成長至上主義、市場万能主義を下支えしたのは、
消費者の欲得そのものであり、その欲得と無縁であったと
いえるものはいないだろう。
そのこと自体が悪いといっているのではない。
ただ、過剰な欲得をうちに抱いている俺たちは
意図してであれ、否応無くであれ、
「時代の加担者」であったのであり、
そのことを抜きにして、心理的総括などできないだろう、
というようなことを、一気にまくしたてる結果となった。

夕方、大阪の140Bのいがぐり社長中嶋さんから携帯に電話。
今晩はかれとお会いする約束をしていたのである。
当然のように、忘れていたのであるが、
「了解了解、目黒あたりでね」
と答えて目黒へ向かう。
いつも大阪で飯をおごってもらっているので、
今日は俺が日本一うまいと思っている「こんぴら茶屋」の
牛カレーうどんをおごる番なのである。
「どうだい、うめぇだろ。で、中嶋さんは大食いなの?
大食いのひとは、残り汁にご飯を入れて食べるといいぜ」
と解説しはじめたら、
「じつは、ちょっとお待ちしている間に吉ぎゅうで
牛丼を軽く・・・」との返答である。
あきれた、いがぐり社長である。
それでも、最後の一滴まで汁をすすってけろりとしているのである。

「来週あたり、新しい本が出る」と本の宣伝をしたら
「こんどのは、なんちゅう病(やまい)でしたっけ」ときた。
俺も、すっかり病が板についてしまったようである。





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最終更新日  2009.04.11 01:25:19
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