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本日はラシックス立位負荷などで明らかにアルドステロン症ですが、副腎腫瘍がないmicroadenomaの可能性のある症例の副腎静脈サンプリングを行いました。手技の難易度の高い右副腎静脈はCT上、Th11の上側にIVCの背側中央から流入しています。
そのすぐ上側に副肝静脈がIVCの左側に流入しています。 右副腎静脈は副肝静脈の近傍からIVCに注ぎますが共通幹をなすこともあり分離をしっかりしておかなければなりません。今回はこのCTの情報があったので比較的スムーズに右副腎静脈を選択することができました。右副腎静脈から下に降りる腎被膜静脈も造影されているので間違いなく右副腎静脈だと思います。解剖学的にIVCの背側から真後ろに右副腎静脈が出ているので、正面から撮影した場合葉っぱ状の像が重なって見えていると思います。 経験を積むために右副腎静脈に加えて副肝静脈の造影も行ってみました。副肝静脈は少し強く造影すると肝実質が染まり門脈系まで見えます。 ついでに左副腎静脈の像も載せます 病院の広報紙には「全身の血管内治療」と「高血圧の詳しい診断」としました。その一環として副腎静脈サンプリングも極めたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月07日 21時20分44秒
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