#6 CTO 2nd attempt
1年前失敗に終わった#6 CTOの再挑戦をしました。 #6 CTOのantegradeはほとんどLAD末梢が見えてきませんが、RCAから主にRV branchからLAD末梢のApex部分が見えます。 昨年はantegradeからXTR、Miracle 6gまで使いpenetrationを試みましたがうまくいかず、RV branchからのretroに切り替えました。そこでperforationを起こし終了となっております。今回はantegradeで行けるところまで行こうと思いスタートしました。 Systemはrt femoral 8Fr (LCA, GC EBU 3.5; Launcher)、lt femoral 4Fr (RCA, AL 1.0)でCorsair 135cm + XTRで穿通を開始しました。drillingでXTRをCTO部分に押し込み、Septal branchにwireが抜けました。 CrusadeをXTRにのっけて、CTOの入り口をUltimate Bros3で穿通を開始し、少し進んだところでCrusadeを回収しCorsairをのっけてさらに穿通を行いました。進まなくなったところでConquest Pro 8-20に変えたところ、一気にワイヤーが進みApexまでワイヤーが進みました。抜けた瞬間は手元でプチっと音が鳴ったような感覚がありました。ワイヤーの位置を対側造影で確認したところ、抜けたと思われたConquest Pro 8-20は血管から大きくそれていました。 Septalに抜けたXTRと血管外に抜けてしまったConquest Pro 8-20の間をめがけて、再度Corsair+XTRでCTOの穿通を開始し、ついにLAD末梢まで穿通に成功しました。しかしその後の造影で造影剤が血管外に漏出しており大きいperforationを引き起こしていることがわかりました。 プロタミンでへパリンをリバースし、Ryusei 2.5*20mmのperfusion balloonで3分止血を2回行い止血に成功。#6 prox Endeavor sprint RX 3.0*18mm, dist Endeavor sprint RX 2.5*30mmを留置し、#6 CTOの再開通に成功しました。 coronary perforationという合併症をmanagementしながらCTOの治療を完結できました。いい日です。