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2014.04.22
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カテゴリ:父のこと
DSCF2360.JPG
(2014.4.20 ソメイヨシノ)
 
 
 

 
昨年の8月、
 
大きな病気の告知を受けた父は
 
何も治療をしなければ余命2ヶ月と言われました。
 
重い副作用のある化学療法をして、まずは3ヶ月
 
お正月を目指しましょう
 
それからさらに3ヶ月、来年の桜を見られるように頑張りましょう、と。
 
 
父、母、私、弟
 
親子4人久しぶりに水入らずで集まった場所は
 
病院のカンファレンスルームでした。
 
 
病気がかなり進行してしまっているので
 
緩和ケアという選択肢もありましたが
 
何よりも父が、重い病気である自覚があまりなく
 
目の前で先生に、かなり辛い宣告をされたあとに病室で
 
東京オリンピックまで7年か、生きているかな、と言ったのには驚きました。
 
 
もしかしたらあまりのショックで、現実逃避をしてしまったのかもしれません。
 
 
それから、月に二回
 
通院して化学療法を行い
 
副作用と戦いながら現在に至ります。
 
先日、母からメールがあり
 
「薬がこのところ効果が薄れてきているので
 
違う薬に変えてみてはどうかと先生に言われた」
 
というので、病院に付き添い一緒に先生のお話を聞きました。
 
 
新しい薬には、また違った副作用があり
 
不安な気持ちにもなりましたが
 
父が「お願いします」と言うので
 
私たちが止めるわけにも行かず
 
了承して帰ってきました。
 
 
治療目的は、腫瘍の縮小
 
そして「延命」
 
 
 
私は、震災と大津波を経験し嫌というほど命について考えました。
 
今、病院という命の現場で働き、日々その答えを探しています。
 
父の生きることに貪欲な姿もまた、その一つです。
 
 
父が今年の桜を見られて本当に良かった。
 
今日を父が生きていてくれることにありがとう。
 
 
今年は特別な桜になるかもしれません。
 
 
 
 
 
 





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Last updated  2014.04.22 14:27:26
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