539630 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【ケータイで見る】 【ログイン】

神経内科医の徒然診療日記

PR

Rakuten Profile

設定されていません

Freepage List

Mobile

ケータイ
スマートフォン
>>ケータイにこのブログのURLを送信!

 

Jun 3, 2010
楽天プロフィール XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

昨日、上記のテーマで、頭痛治療に関心がある神経内科医、脳外科医など10人程度が集まり、講演会形式で勉強会を行いました。

特に、イミグラン自己注射キットの使用法を知ってもらって、片頭痛の患者さんに役立てれることを期待した勉強会でした。私自身は数人の患者さんに処方したことがあります。

数年前から発売使用許可されたイミグランキットに関して日経メディカルオンラインに2年前頃に載っていたので、紹介しておきます。

2007年12月21日、片頭痛治療薬のスマトリプタンコハク酸塩の在宅自己注射用キット製剤(商品名:イミグランキット皮下注3mg)が薬価収載された。適応は「片頭痛、群発頭痛」である。

 片頭痛は、生理活性物質のセロトニン(5-HT)の過剰放出により、頭蓋内外の血管が過度に拡張することが片頭痛の主な原因であり、過剰に放出された5-HTにより血管透過性が亢進し、血管壁に浮腫・炎症が生じることで痛みが発生すると考えられている。また受容体レベルでは、セロトニン受容体(5-HT受容体)のうち、脳動脈に多く分布するセロトニン1B受容体および1D受容体(5-HT1B/1D受容体)が関連していることが解明されてきている。

 片頭痛の治療薬としては、従来からエルゴタミン製剤(商品名:カフェルゴットなど)やカルシウム拮抗薬のロメリジン(商品名:ミグシス、テラナス)などが使用されてきたが、日本では2000年に入ってから、5-HT1B/1D受容体作動薬であるトリプタン系薬剤が登場し、片頭痛治療の中心的薬剤として位置付けられるようになった。トリプタン系薬剤は、現在までにスマトリプタン、ゾルミトリプタン(商品名:ゾーミッグ)、エレトリプタン(商品名:レルパックス)、リザトリプタン(商品名:マクサルト)の4種類が発売されている。

 トリプタン系薬剤では、これまでに様々な剤型が開発されている。スマトリプタンでいえば、注射製剤(皮下専用注射剤、2000年4月発売)、内服製剤(錠剤、2001年8月発売)、外用製剤(点鼻液、2003年6月発売)があり、ほかのトリプタン系薬剤では、水なしで服用できる口腔内崩壊錠も発売されている。しかし、群発頭痛や重症片頭痛の患者の中には、注射剤だけしか有効でなく、皮下注射を受けるために医療機関に救急搬送されるケースも少なくなかったという。そうしたことから日本頭痛学会や日本神経学会は、欧米では既に使用され、有用性も証明されている在宅自己注射用製剤の早期承認が要望されていた。

 今回、承認されたスマトリプタンの注射キット製剤は、シリンジ内に1回分の薬液が充填されたキット製剤であり、患者自身が自宅で自己注射できることを可能にした初の製剤である(従来の注射製剤は自己注射不可)。なお、12月12日の中央社会保険医療協議会総会では、在宅自己注射指導管理料の対象薬剤として「片頭痛治療薬」が追記されることが承認されており、近く告示される見込みである。

 スマトリプタンの注射キット製剤は、重症の頭痛発作に耐えて医療機関を受診していた患者にとって、QOL向上に大いに貢献できる薬剤といえる。なお、処方に当たっては、自己注射製剤であることから、事前に教育入院や外来で十分に指導を行うとともに、患者が自宅で薬剤を適正に使用できることを確認しておく必要があるだろう。






楽天SocialNewsに投稿!

Last updated  Jun 3, 2010 11:12:56 AM
コメント(2) | コメントを書く




■コメント


こんにちは~♪takamatsuさん。   sachiharu1718 さん
私も軽い偏頭痛の経験はありますが、
重度の症状の方もたくさんいらっしゃいますよねぇ~。
痛みと付き合って行けない状況は本当に辛いと思います。
そんな中、在宅自己注射用製剤がある事を初めて知りました。
おっしゃる様に十分な指導は欠かせませんね。
医療用針の管理や破棄も大事だと感じます。
また勉強させて頂きました。有難うございます。 (Jun 3, 2010 07:07:03 PM)

Re:こんにちは~♪takamatsuさん。(06/03)   takamatsu0224 さん
sachiharu1718さん

貴重なメッセージをありがとうございます。

重症の片頭痛・群発性頭痛の方には、自己注射ができるのは朗報かと思います。以外と患者さんの数は多いようです。 (Jun 4, 2010 11:40:59 AM)

Keyword Search

▼キーワード検索

Let's link!

Favorite Blog

認知症対策は重要な… New! 抗加齢実践家てるさん

和紙の文化が世界へ rimin(リミン)さん

スペインで描いた油… 水彩画人 俊介さん

  柳田ノ日々 待… エゾクロテン43さん
何の日=つぼんち16 つぼんち16さん

Comments

いし(^-^)@ Re:パーキンソン病の患者さんの通夜(06/19) 寂しいですね。 心からご冥福をお祈り申し…
takamatsu0224@ Re:治療薬もあります(05/16) 楽天星no1さん お久しぶりです。 最近は…
楽天星no1@ 治療薬もあります この程度のデーターでも緑茶に予防効果が…
Powered By 楽天ブログは国内最大級の無料ブログサービスです。楽天・Infoseekと連動した豊富なコンテンツや簡単アフィリエイト機能、フォトアルバムも使えます。デザインも豊富・簡単カスタマイズが可能!

Copyright (c) 1997-2014 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.