|
カテゴリ:カテゴリ未分類
白山麓には座禅草が自生しているところがあります。
今冬は大雪だったので、周辺にはまだ雪がたくさん残っていますが、 気温が上がって雪が解け出すと、辺りが霧に覆われるのも早春の景色です。 町で桜が咲いてりる風景とは、かなり季節感も違います。 遅れていたのですが、雪解けの杉林の中から座禅草が次々と顔を出していました。 座禅草は北海道から本州の日本海側に主に分布しています。 湿地に生え、高さは20センチほどになり、 3月から5月ごろ、暗紅色の仏炎苞につつまれた肉穂花序を出します。 名前は袈裟を着て座禅を組む僧侶の姿に例えられたものです。 水芭蕉と似たような時期に咲き、同じサトイモ科ですが、違いもあって 湿地でもミズバショウのように水の中では育ちません。 コンニャクの花と似ている言う人もおられますが、 色が赤黒いのと花が嫌な臭いを放つのも、確かに似ているようです。 でも、花の前に座ると可愛い形をしていて、 思わずこちらも合掌をしたくなるような思いもします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|