わが国の同時通訳の草分け的存在である小松達也氏の最近著「通訳の技術」(Interpreting Skills)に、小松さんが60年代に米国国務省で通訳訓練を受けたときのことを書かれています。
それによるとリプロダクション(つまり「文章の再生」)がほとんど唯一の方法だったとか。内容は訓練担当者の読み上げる英語の短文を、そのまま一言一句違わず復唱するというものだったとのことです。
読み上げる文が短いものからだんだん長いものにしていく。7-10語の短いものから、ずっと長い文も復唱できるようになっていくそうです。
また、今日読んだ「ドラゴン桜9巻」には「追い読み」つまり教師の読む文章をすぐあと生徒が繰り返す練習が、英語のリスニング強化方法として紹介されています。
そしてこれはすなわち昔の学校の教室で盛んに行われていた国語の勉強法であって、「一見古臭くて非合理に思われがちだが実はとても理にかなった効率的な勉強方法だったんだ」と説明されています。
いつも丸の内の丸善に行って感心するのは、英語のコーナーにありとあらゆる英語学習法の本がところ狭しと並んでいること。その実、こうして「実は昔からあった学習法が理にかなっている」という議論が出てくると、混乱するのが当然のように思います。
学校教育の中で、だれもがその効果について納得するような英語勉強法をいくつか確立しないと、日本はいつまでたっても、英語の能力ではなく、英語の学習法に関する知識ばかり持っている日本人が増えるのでは。。。
このブログの名前「英語の学び方いろいろ」も変えないといけないかも知れません。
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