カテゴリ:垂れ流し
この日、
ひるっぽ~はN大学G学部の推薦入試の面接の為に、 緊張を胸に秘めながら見慣れない町並みを歩いていた。 「あぁ、なんだか不安だわ・・・」 今までの努力の集大成を試されると言っても過言ではない この面接・小論文を前にして、心配や不安は拭えないのは無理はない。 しかし、ひるっぽ~は一人ではなかった。 「心配するな!ひるっぽ~!俺がついてるだろ!?」 そう、 ひるっぽ~の心の中ではいつもしょっぱ君がいるのだ! 「そう、そうよね!いつも通り、自分らしくしていれ平気よね! 練習では上手く行ってたわけだし!!」 自分は一人じゃない・・・ いつも見守ってくれている人がいる・・・ それに気付いたひるっぽ~は笑顔を取り戻した。 「そう、笑って・・・君に暗い顔は似合わないさ・・・」 ひるっぽ~は、 乗りなれない電車を乗り継ぎ、新宿という大都会の人ごみに戸惑いながらも 無事、最後の乗り換え地点までたどり着いた。 8時19分発の各駅停車「小●先」行きに乗れば、 ひるっぽ~が聖地として崇めてきた大学のある「江●田」駅に 8時25分には着く。 集合時間は9時・・・ 35分もゆとりがあるのだ。 あとは安心して、電車に乗っていれば目を瞑っていても着く。 そう思いひるっぽ~は電車に乗り込んだ。 朝のローカル線の下り電車は想像以上に空いている。 ひるっぽ~は空いている席に腰を下ろした。 ローカル線ののんびりとした雰囲気と暖かさに、 試験への緊張や、 慣れない人ごみの中で強張った心がフッと和らぐのを感じた。 「あぁ落ち着いた・・・ あとはゆっくり面接のイメージトレーニングでもしてよう。」 緩やかに電車が動き出した。 いい天気だ。 車窓からは冬のやわらかな日差しがサンサンと降り注いでいる。 ひるっぽ~は全てが上手くいくように思っていた。 この時までは。 ※面接への道への道2へ続く。→★ ↓ランクリお願いします↓ 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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