「2030年 世界はこう変わる」
私のホームページ「図解ウェブ」が、本日をもって15周年となった。仙台の宮城大学で2年ほど経った頃、1999年2月1日にインターネット時代は図解の時代だと考えトライしてみた。当初は、教育・研究・地域貢献の3本柱という骨格だけで出発したのだが、このホームページは年月を重ねるうちに、命を持ってきた。このDNAが自律的に成長し続けて、今のHPになっているのは感慨深い。http://www.hisatune.net/html/etc/6th.htm#openhttp://www.hisatune.net/index.html15年前の1999年には以下のような出来事があった。EUでユーロ導入。金融再生のために公的資金導入。ユーゴ空爆。東京都知事に石原慎太郎が当選。民主党代表に鳩山由起夫。世界人口が60億人を突破。普天間基地返還で名護市辺野古が移設候補に。大阪横山ノック知事退任。ロシア、エリツイン大統領、、、。-------------------------------------------2014年の約15年後は2030年になる。この15年で日本と世界はどう変わるだろうか。「2030年 世界はこう変わる」(講談社)という本を読了した。米国国家情報会議編のこの書物は、アメリカの国家戦略を策定する者、関心を持つ者が頭に置いておくべき近未来のトレンドが書かれている。以下、まとめ。2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」 作者: 米国国家情報会議,谷町真珠 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/04/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (14件) を見る 4つのメガトレンド(構造変化)のキーワードは、個人、分散、人口、連鎖である。 極度の品構想は5割減少。東アジア、特に中国で。 世界の中間所得層は10億人から20億人超になる。特にアジア。インドの中間層が中国を上回る成長。 一人あたりGDPga1.5万ドルを超えると民主主義が定着。 アジアは北米都欧州の合計を上回る。中国は米国を抜き世界一。2030年は中国とインドがスーパースター。アフリカではエジプトとエチオピアとナイジェリア。ラテンアメリカではブラジル。 覇権国家がない状態で、国際社会は不安定化。 2030年の世界人口は83億人。平均年齢が上昇。日本は45歳から52歳。若者社会国家は政情不安定。 都市人口比率は6割の49億人。 世界的食糧不足は対処可能。食料インフレが深刻。エネルギー不足懸念は後退。米国はエネルギー独立を実現。 世界の流れを変える6つの要素は、世界経済、統治力、衝突、地域紛争、技術、米国、である。 インドは中国と米国に次ぐ経済大国。中国とインドの合計は米国とEUのご受けの2倍。 長期的には中国は安定した政治制度づくりに成功。 国内紛争の解決には6年、国家間紛争は2年で収束。 サウジアラビアは2037年に原油輸入国に。 パレスティナ問題は解決しない。 情報(IT)分野。データ処理、ソーシャルネットワーク、スマートシティ。 自動運転技術。3Dプリンター。遺伝子組み換え食物。精密農業。マイクロ灌漑。病気管理。能力強化。 米国は覇権国からトップ集団の1位に。 4つのシナリオ。欧米没落型、米中協調型、格差支配型、非政府主導、である。 欧米没落型:欧米は内向き、グローバル化は停止。米中協力型に比べ27兆円も低下。自由貿易圏は消える。 米中協力型:世界経済は現在の2倍。新興国、先進国とも成長。中国の民主化が進む。 格差支配型:国内・国際で経済格差。勝ち組と負け組。 非政府主導型:政府以外の機関や人々が世界をリード。エリート層と中間所得層が増加。来訪者累計本日昨日