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ひよきちわーるど

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2005.05.28
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今日も懲りずに
夜が明けたばかりの畑に行った。

田圃のあぜ道を歩いていると
靴が朝露でぬれてくる。

空気もまだ冷たくて
思わず身震いするほど。






こんな早い時間に畑に来ているのは
昨夜とても早い時間に床につき
そのため 午前3時半頃には目が覚めてしまったから。

日が出てこないうちに水やりをすませようと思い
水をくみに行く。




この畑は借りているものであり
当然のことながら畑の近くに水道はない。

ちょっと離れたところに「キコキコ」がある。

そう、トトロに出てきた手押しのもの。






その「キコキコ」を 力を込めて押すと 
たちどころに冷たい水が出てきて

その水に手を浸し
一気に目が覚める。





近くでは
早くも干し草を燃している人もいて

その煙が 緩やかに流れていく。








空気と水の冷たさに
自分の身体が冷え切っていることに気づき

畑作業を早々に切り上げることにする。







こんなに冷え切ってしまったら
また体調を崩してしまうかもしれない。

家に帰って熱い湯船に入り
早く暖めなければ。







そう思いながら
咲いている薔薇や撫子を折りとり
近くの方々に差し上げる。








こんな朝早い時間だと
周りの方々の動きも 心なしか緩やかに見える。

差し上げた花々をご覧になって
「きれいねぇ」と仰る。







音もなく流れていく煙。

言葉少なな人々。


話しかけても
ゆっくりとしたテンポで言葉が返ってくる。









すぐ近くの国道にも
まだ車は少なくて

明るくなったばかりの空は
どこか頼りなくて。








柔らかな色合いの花を手に
もときた道を帰っていく。







足下には露。

山々からは鳥の声。













こんなにも優しい時間。


何だか 
まだ 夢の中にいるみたいだ。













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Last updated  2005.05.30 12:29:12
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