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早雲庵流浪記[そううんあん・りゅうろうき]
本城右京(北条河内守忠節)筆す、精魂の記事!

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2010年11月28日 楽天プロフィール Add to Google XML

 最終回「龍の魂」 大河ドラマ『龍馬伝』(1802)」
[ 大河ドラマ『龍馬伝』 ]    

今年も12月は、スペシャルドラマ『坂の上の雲』第2章が
同枠で90分間の放映ということもあり、大河ドラマは昨年の
『天地人』に同じく11月までで終幕となる坂本龍馬を
主人公に抜擢した場合、その終幕の話で肝となる出来事が
ある
…龍馬は、明治維新後の日本を知らないまま天界へと
召されていった
ޤݤ。いわば、翌・慶応4(1868)年1月に勃発した
戊辰戦争…鳥羽・伏見の戦から、江戸城(現・皇居、今の
東京都千代田区)総攻撃を最後には回避できた、西郷隆盛と
勝海舟の1対1対談。さらには北関東や越後(今の新潟県のうち、
佐渡島を除く全域)から会津藩の死闘…そして、南北奥羽から
五稜郭(今の北海道函館市)に至るまで、明治2(1869)年5月に
終結するまで薩長連合を主体とした新政府軍は、旧幕府軍を
徹底的に蹴散らしていった
。その姿を見ることはなかった…
慶応3(1867)年11月、龍馬は近江屋で中岡慎太郎とともに
京都見廻り組の手の者の刃によって、齢・33で死んでしまうɤ

陸蒸気とは、のちに鉄道として今や我が国では当たり前の
交通手段の1つ
である。近江屋に居場所を移していた龍馬は、
夢の中にあったܤ…そして、その夢のさなか陸奥に起こされ、
その構想を語る。天皇を頂点とした…いわば日本の新たな
元首として奉り、身分も何もない新たな社会構造を築くѥ
しかし、大政奉還を成した功労は代償も大きい…龍馬の命を
狙う者は、すでに京都に集結していた。新選組とて、幕府の
後ろ盾をなくして怒りのやり場を龍馬に向けざるをえない。
一方で、福井城(今の福井県福井城)に龍馬の姿はあった…
越前福井藩の松平春嶽に会っていたのだった。各藩から
有望な才能をもつ者らを、今後の新政府の運営に携わって
ほしいという要望
であろう。鹿児島藩、長州藩、高知藩…
これだけで足りるはずがない。春嶽はさらにこうも語る。
「慶喜公だからこそ、それを成し得たのである」
○○○…こら、為政者の名を隠すというのか?天皇だと
いうわけではないだろう。君臨すれども統治せず、この
原則を守る
のであれば必ずしも当てはまるまい。これは
果たして何者か?鹿児島藩も長州藩も、藩内で物議を醸すۤ
「龍馬にいいように利用されているのか?」

近江屋に弥太郎が訪れる…む、2度と会わぬと申したはずで
ないのか?…いったい、どういう風の吹きまわしなのか?狼
「銃を売って儲けた金など、いらんのだ」
完全に私怨か?…いや、弥太郎のそれは本心ではないだろう。
龍馬を思ってのことか…今後の混迷は長く続くだろう、と
言いたいのか?…怒りの矛先は龍馬に向く可能性は高い。
む、龍馬の死亡フラグとやらか?…なんだか、まるで遺言の
ように語りだす龍馬。自分にできる範囲のことでやっている…
言われてみれば、果たしてそうだろうか?その範疇が、龍馬と
弥太郎ではまだまだ差がある
という証であろう。精一杯の
魂を弥太郎にぶつける龍馬…この金を有効に使え、とでも
言いたいのか?…その言葉の興奮に釣られ、弥太郎は帰路を
急いでいた。「達者での…」、ほかにも日本一の会社を作り、
そして日本人の公益にかなう会社を目指せ
という言葉にも
弥太郎を興奮させて帰路の記憶を飛ばせる何かの力がある。

龍馬は、お龍にも手紙をしたためていた…これも最期を
悟ってのことか、それともいつ来るかもしれないという
恐怖に駆られてのことか。いや、恐怖心など感じられぬ…
恐怖心をもっているのは鹿児島藩、長州藩
なのかもしれぬ。
一方、手紙が京都の高知藩邸に届いていた…書き主は中岡。
「居場所を知らせてほしい」
中岡は高知藩の関係者…そう見る新選組は、中岡を是が
非にも捕まえたいѥ。緊迫する近藤勇との1対1…力と力が
ぶつかり合う。ただ、刀があのままでは刃こぼれするがなޤݤ
中岡は新選組に、弥太郎は見廻組に…高知藩は大変だな。
そして、この日もいつものとおり夜は更けていく…さて、
雨も降りしきるところに中岡も近江屋に現れた。新政府の
重役には越前福井藩の面々も…驚愕する中岡は、春嶽の
名にも目を見張る…「春嶽は徳川に連なる。入れるな!」
龍馬の命を縮めた理由の1つ…あまりに先を読み過ぎた
いうことか。その方式は、のちに明治時代を経て具現化の
運びとなる…いわば、約20年も30年も先の話ではないか。
「ワシは役人になど、なる気はない!」
世界中の海を駆け巡る…海援隊の仲間たちとともに。
どこまでも、龍馬は自由人である…その自由すぎると
いうところで、これもまた龍馬の命を縮めた
というのか。

それは電光石火とも言うべき出来事だったۤ…見廻組の
数名で、龍馬と中岡は虫の息となったɤ。近江屋の2階は
彼ら2人の流血で赤く染まっていた…虫の息の龍馬は、
「ワシの船は、どんな嵐でも沈まぬ」
実は龍馬はいざ知らず、中岡は無数に斬り傷を作って
いたとはいえ、まだ息はあった。おそらく、出血多量で
死んでしまったというのが筋
だろうޤݤ。龍馬はさらに、
「中岡…ワシは命を使いきれたか?」
使いきれていない、というのが本当のところなのだろう。
弥太郎は愕然とした…見廻組の面々は、顔などに返り血を
浴びていた。この血の正体は何なのか?…それを知らぬ
弥太郎ではない。横たわって先に息絶えた龍馬…行年・33。
そして、大量の出血によって中岡も行年・30で死んでしまう。
親孝行したいときに親はなし…このことわざの意味どおり、
弥太郎は龍馬が逝去してようやく、その本音を語る
ことに
なった。さらば、龍馬…愛情の裏返しで、弥太郎は語る。
北条河内守忠節、この書を認ずるがために花押を印す。

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最終更新日  2010年11月28日 21時10分18秒
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