鈴鹿8耐 ヨシムラ with JOMO優勝会見
優勝 ヨシムラスズキ with JOMO (183周)
酒井大作選手
スタートして秋吉選手と山口選手がペースを上げていくのは分かってたのでペースを乱されない様に僕は僕の仕事をしっかりこなす事だけ考えて集中して走った。僕たちは3人共がいいペースで走れたのが最大の強みで、最高のスタッフにも恵まれてピットワークも早くてチーム一丸となって頑張った総合力が結果として現れたと思います。
山口選手の転倒については、僕の前にいたバイクが急激にラインを変えて自分の方に来て、抜けきる手前で「あ、ヒットするかも」と思ったら案の定マフラにヒットしそのマシンが転倒して、僕のすぐ後ろにいた山口選手がその影響で巻き込まれたのかなと思うんですが、走っていて山口選手の転倒は全然気づかずに何周か走っている時にNewシケインの所で山口選手がバイクを押してるのが見えて後ろを振り向いたら誰もいなかったという状況です。
走る度に状況が変わって難しかったですけど、焦ったり怖いという思いはしなかったです。300Kmで最高に悔しい思いをしたのがこの結果につながったと思う。
青木宣篤選手
走行前にスタッフに後ろのチームのラップタイムの確認を取っていて動向も読めていたので安心して走る事ができた。今月に入ってからチーム加入の知らせが来て微力ながらお手伝いさせて頂いて、セットアップが進むにつれて、これはいけるなと思った。大作も和樹も自分がアドバイスした通りに素直に乗り入れてくれたので楽に仕事をさせてもらって最高の結果として現れたので、自分の意見を取り入れてくれたチームに感謝しています。今回はヨシムラのチーム力、耐久の強さをいかんなく発揮する事が出来た一戦だったと思います。
徳留和樹選手
8耐では初めてトップを走って、僕がピットアウトしたら雨が落ちてきてしまってこれはまずいなと思ったけど、このスティントを転ばずに走れたら絶対勝てると思ったので、とにかく1時間転ばずに走る事を心がけました。テストでハーフウェットの時にスリックで走ってるのでマシンに変な挙動さえなければ問題ないとわかってたのでこの1時間は耐えようと思いました。
去年の年末からレースできるかどうかもわからず悩む事もあったんですが、その中で僕の声を聞いてもらってヨシムラに300Km、8耐を走るチャンスを頂きここで勝つ事ができて本当にうれしく思います。