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セ・リーグ開幕、29日に延期…節電も推進
プロ野球のセ・リーグは19日、臨時理事会を開き、今季の開幕日を3月29日に延期することを決めた。
さらに、4月3日までの東京、東北電力管内のナイターを取りやめ、その後もナイター開催に際して、シーズンを通した節電対策を行うことも発表した。セは3月25日の開幕を目指していたが、東日本巨大地震の影響で計画停電が行われていることから、18日の文部科学省の節電協力の要請を受け入れた。
これにより、セは29日に、広島―巨人(マツダスタジアム)、阪神―中日(京セラドーム大阪)、横浜―ヤクルト(横浜)で開幕する。
セは「ファンの皆様へ」として節電対策など6項目を盛り込んだ声明を発表した。声明では、〈1〉開幕を3月29日に延期する〈2〉開幕後も4月3日までは東京電力、東北電力管内のナイターを取りやめ、デーゲームとする〈3〉4月5日から両電力管内のナイターは「減灯ナイター」とし、大規模な節電策を講じ、その他の球場についても節電対策を推進する〈4〉今季レギュラーシーズンでは延長戦を行わず、九回で打ち切りとする〈5〉両電力管内では夏場の試合は可能な限りデーゲームとすることを検討する〈6〉被災地対策、観客、選手、球場の安全確保や節電対策に対処するため、震災対策会議を設置し、選手たちと連携してこの難局を乗り切る――としている。
25~27日は、巨人―横浜(東京ドーム=25、26日はナイター)、ヤクルト―阪神(神宮=25日はナイター)、中日―広島(ナゴヤドーム=25、26日はナイター)の計9試合が予定されていた。代替日は後日発表される。