阪神・金本“故郷”広島でのラストゲーム
(セ・リーグ、広島1-2阪神、最終戦、阪神12勝10敗2分、30日、マツダスタジアム)阪神の金本がプロ生活21年のうち11年を過ごした故郷広島では現役最後の試合となった。「いい思い出は連続無併殺打(の日本記録樹立)とトリプルスリー。苦しい思い出は優勝できなかった1994、95、96年」と懐かしそうに話した。
試合前には広島選手から花束を贈られ、過去のプレーが大型映像装置に。広島時代の背番号10のユニホームを手にしたファンもいる中「5番・左翼」で先発出場した。
四回に先制の2点につながる安打で勝利に貢献した。八回には直球勝負の今村に持ち前のフルスイングで対抗し、三邪飛に倒れたが「3、4回思い切り振れて気持ちよかった」と充実感を漂わせた。(
虎・伊藤隼、貴重な適時打「必死に食らい付いた」
(セ・リーグ、広島1-2阪神、最終戦、阪神12勝10敗2分、30日、マツダスタジアム)阪神のドラフト1位新人、伊藤隼が四回に適時打で2点目をたたき出し、これが結果的に決勝点となった。
森田の適時三塁打で先制した直後。野村の外角低めに逃げていく変化球に体勢を崩されながら、しぶとく中前に運んだ。9月27日にプロ初本塁打を満塁で放つなど、台頭の兆しを見せているルーキーは「一成(森田)がいい流れをくれたので僕も必死に食らい付いた」と声を弾ませた。(共同)
和田監督(四回の2点に)
「こういう得点がなかなかできなかった。森田で終わらずに隼太(伊藤隼)も続いてくれた」
メッセンジャー(1失点完投)
「五回無死満塁で1点しか取られなかったのが大きかった」
森田(四回に先制三塁打)
「強く振ることを心掛けていた」