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テーマ:タイガース党(8278)
カテゴリ:阪神2015
さぁ大賀ドラマ始まり始まり~!虎・江越、プロ1号先制3ラン
(セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)やったぞ、大賀! でかしたプロ1号!! 阪神のドラフト3位・江越大賀(たいが)外野手(22)=駒大=が二回、プロ1号となる先制3ラン。虎では2004年の鳥谷敬以来となる甲子園でのルーキー1号を、18打席目で放った。首位・燕斬りで、開幕カード以来となる4月初の連勝。借金を3に減らした。さぁ、若虎の勢いでイッキに浮上や!! 快音とともに、聖地に鮮やかな弧を描いた。打った瞬間、手応え十分だ。江越が夢心地でダイヤモンドを一周。プロ1号にナインからの手荒いハイタッチのシャワーを受けると、安堵の表情を浮かべた。 「すごかった。鳥肌が立った。初球から思い切っていこうと思っていました。いったなという感じはありました。インパクトだけ意識しました」 0-0の二回。一死から福留、マートンの連続安打で一、三塁に好機が広がった。内角低めのボール球を空振りすると、左腕・成瀬の2球目。真ん中低目のスライダーをフルスイング。プロ18打席目での一撃だった。 「(2軍で)掛布さん(DC)から『当てにいくバッティングになっているぞ』といわれていました。考えすぎた。いろんな人にいわれました」 3月3日のオープン戦でソフトバンクの左腕・大隣から本塁打を放ち、左キラーとしての期待から開幕1軍をゲット。しかし、打撃はなりを潜め、守備でもミスが続いた。13日には2軍降格。春季キャンプ、オープン戦と1軍に帯同し続けた男が初めて味わった挫折だったが、鳴尾浜での日々が一筋の光となった。2軍戦の後には特打、特守。夕食をかきこむと午後7時半から若手4人とバットを振りこんだ。 「守りに入るな」 「小さくなるな」 まわりからの言葉を反すうし続け、豪快なスイングを取り戻した。2軍では打率・333。26日に再昇格して、チャンスが転がり込んだ。 後輩たちのために-。全校生徒36人だった故郷・長崎の慈恩寺小2年でソフトボールを始めた。すでに校舎は老朽化がすすみ、数年後には統廃合される見込み。「寂しいですね。野球を始めたところですからね」。なくなってしまう前に、恩返しができるようになりたい。 虎の新人で初本塁打を甲子園で放ったのは2004年5月27日、横浜戦の鳥谷以来。試合前に指導した和田監督も「思い切りのいいスイングで結果を考えずにやれ、と。その通りの打撃をしてくれた」と称えた。孝行息子の一発で開幕カード以来の連勝も決めた。 「サイコーです!! 初ヒットも甲子園でしたし、本塁打も甲子園で打ちたいと思っていたのでよかったです」 29日からゴールデンウイーク。「大阪タイガース」として創設し、初の公式戦に臨んだのが1936年4月29日。春季・金鯱戦(甲子園)で3-0で初星を挙げたメモリアルデーである。2発、3発…いや何十発でも! 歴史を刻むゴールデンルーキーが、甲子園のスタンドにたたき込む姿を虎党も待っている。 (山口大輝) データBOX ◎…江越のプロ1号は出場6試合目、18打席目、2安打目での一発となった。今季の12球団のルーキーでは、広島のD1位・野間峻祥外野手(中部学院大)が4月19日の中日戦(マツダ)で最速の1号を放っており、江越はこれに続く2本目。野間は開幕から54打席目で、江越の方が打席数では早い。 ◎…阪神新人の本塁打は2014年のD4位・梅野(シーズン7本)に続き、2年連続。梅野は14年4月27日・DeNA戦(横浜)でプロ1号を放ったが、27打席目だった。 ◎…阪神新人の甲子園でのプロ1号は、04年のD1位・鳥谷以来11年ぶり。鳥谷は出場22試合、45打席目の一発だった。 ◎…阪神は4月に入り、初の連勝。3月27~29日の開幕カード・中日戦(京セラD)の3連勝以来。 江越大賀あらかると ★生まれ&サイズ 1993年3月12日生まれの22歳。長崎県出身。1メートル82、83キロ。血液型はO ★球歴 慈恩寺小2年でソフトボールを始めた。西有家中では軟式野球部に所属で長崎県4強。海星高では甲子園出場なし。駒大では1年春から外野のレギュラーでリーグ戦通算11本塁打。2年春、3年秋、4年秋にベストナイン。3年時に日米大学野球の日本代表 ★俊足強肩 50メートル走5秒8、遠投120メートル ★ゴメスの相棒 ゴメスから気に入られている。開幕直後にはG砲が愛用する噛みたばこのケースを無理やりかがされ、「ウォェ~」と悲鳴 ★ニックネーム 「オラフ」(ディズニー製作映画、アナと雪の女王に登場する、雪だるまのキャラクター)。似てる!? 2000年以前の虎新人プロ初本塁打あらかると ★田淵幸一(法大からD1位) 1969年4月13日の大洋戦(甲子園)、池田からプロ初安打&プロ初本塁打。さらに2打席連発 ★掛布雅之(習志野高からD6位) 74年6月3日の広島戦(広島)で、佐伯から右翼へ先制2ラン ★岡田彰布(早大からD1位) 80年5月1日の巨人戦(甲子園)で新浦から左翼へ先制3ラン ★今岡誠(東洋大からD1位) 97年8月3日の巨人戦(甲子園)で斎藤雅から左翼へソロ 虎・江越母、長崎から祝福メッセージ「新しい家お願いね!」 (セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)おめでとう、大賀! 江越のプロ1号に母・照江さん(48)が長崎・南島原市からサンケイスポーツを通じ、祝福メッセージを送った。親からすれば子供は何歳になっても、心配。LINE(無料通話・メールアプリ)などで愛息を励まし続けながら、でっかいでっかい恩返しもお願いした。 「大賀がプロ野球選手になったら…家、どうにかせんとね」-。 高校から私たちのもとを離れて、成長していく姿をみながら、私が、さりげなく、ささやいていたの、もうわかっているよね!? この南島原の家は住み始めて40年近くになったね。大賀は慈恩寺小学校に通っているときから弟・海地(現三菱重工長崎)と2人部屋。はじめはベッドを2つ並べて、寝ていたけど、どんどん体が大きくなって、ベッドからはみ出すようになって…。今は年末年始ぐらいしか帰れなくなったけど、そのときはベッドの横に布団を敷いて、兄弟で分け合っているのかな。そろそろ新しい家を…なんて期待するのはちょっぴり早いかな(笑) 立派になってくれる姿をうれしく感じるとともに、やっぱり、親だからいつまでたっても心配で心配で…。親バカで…。 「プレッシャーもあると思うけど、自分のスイングをしてね」 「いいことも悪いこともあるよ」 阪神の試合結果が気になって、パソコンの前に毎日座るようになったよ。LINEでメッセージを送り続ける母をどう思っているんだろうと気にもなるけど、時間があるときに返してくれたらいいなとも思っている。 「今から広島」-。そんな短い返信に、すごくホッとする自分がいる。 1月に帰ってきたときは昼に大好きなカレーライスを作ってあげたかな。2杯、3杯…と平らげるのがうれしかった。 大賀-。父親(和明さん、47)が「大」工であることから、土台がしっかりして「賀」(よろこび)のある人間になってほしいと名付けました。 これからも長崎から見守っているからね。もちろん、LINEも一方的に(笑)送り続けるね! 虎・江越、声援「すごかった。鳥肌たった」 (お立ち台で) --今の気持ちは? 江越「最高です」 --甲子園での一発となった 「初ヒットも甲子園だったので、甲子園でホームラン打ちたいと思ってたので、打ててよかった」 --打った感触は? 「もういったなという感触」 --ホームインした後、先輩の祝福は? 「ちょっと痛かった」 --あなたのホームランでチームは1カ月ぶりの連勝 「これを自信にして、明日からまたチームの勝利に貢献していきたい」 (報道陣に囲まれ) --ホームランについて 「初球は高さだけ、ゾーンだけ気を付けて思い切っていきました。空振りして冷静になった」 --ベースを回っているときの気持ち 「よくわからなかったです。(頭が真っ白?)はい」 --人生で一番の声援は? 「すごかったです。鳥肌がたちました」 阪神・福留、3ラン放った江越に「いい意味で振ってくれた」 (セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)福留は先制の3ランを放った江越の活躍に目を細めた。「前の試合のミスを気にせず、しっかりやってくれた。いい意味で振ってくれた」。26日の広島戦(マツダ)では送りバントに失敗。福留は気にかけていたが、吹っ切った。自身は二回に中前打を放ち、後輩の一発でホームを踏んだ。 阪神・マートン、江越のプロ初アーチおぜん立て「おめでとう」 (セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)マートンがルーキーのプロ初アーチを、おぜん立てした。二回一死から福留が中前打で出塁するとマートンも外角高めの直球を逆らわず右前へ。このあと江越の3ランが飛び出した。試合後、M砲は「江越、ホームラン、おめでとう。それだけです」と笑顔。6番になってから4試合連続安打。打撃の調子は上向きだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 29, 2015 06:07:53 AM
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