ロシア旅行(61)

※ロシア旅行(61)<七日目>-2004.10.2-

ピョートル大帝夏の宮殿は、サンクトペテルブルグの西
約30km、フィンランド湾沿いにある。 水中翼船で約
40分、陸路をバスで約1時間かかる。

ピョートル大帝夏の宮殿

 「ピョートル大帝の宮殿」という意味の町の名「ペトロ
 ドヴァレェツ」は、ピョートル大帝がここに、夏の宮殿
 を建てたときに付けられた。 それまでは、ペテルホ
 フという皇帝の地所に過ぎなかった。

 1714年に、宮殿建設が始められた。 フィンランド
 湾から、段々高くなる地形を利用して公園(庭園)と
 宮殿が造られ、噴水と彫像が飾られた。

 「下の公園」と「上の公園」からなり、その総面積は
 1000ヘクタールという広大なもの。 中心の公園
 は、フィンランド湾に接する「下の公園」で、幅500
 mの平地に美しい並木道と噴水、小さな宮殿が設
 けられている。 下の公園を見下ろす端(海抜18
 m)に、大宮殿が建てられている。 宮殿の裏は、
 「上の公園」になっている。 140もある上下公園
 の噴水は、背後のバービゴーンの丘(海抜100m)
 の水源を利用している。 これらの噴水は、どこか
 ら見ても絶景である。

さて、色んな角度から噴水を撮影して、いよいよ宮殿
内に入っていく。 1Fクロークにコートを預ける。 2F
への階段は、何とも素晴らしい。 壁面も豪華だが、
天井のフラスコ画が立派である。 といっても、首が
痛くなるので、いつまでも眺めておられない。

2F最初の小さな部屋に、この宮殿が、第二次大戦中
ドイツ軍により破壊炎上した後の写真がパネルで展示
されている。 戦後半世紀かけて、廃墟を元に復元し
たという。

隣室は、素敵な「書斎」である。 壁に噴水の絵画が
飾ってあるのが、昔が偲ばれて面白い。

その隣の部屋には、天井まで届く「大暖炉」が据え付
けられている。 何とも巨大で、圧倒される感じである。

テラスより噴水を望む・ピョートル大帝夏の宮殿

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簡素な噴水もある

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テラス手摺上の大カップ

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追加画像は下記をクリックして下さい

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