ロシア旅行(62)

※ロシア旅行(62)<七日目>-2004.10.3-

大暖炉の隣に、「控えの間」がある。 来客が皇帝に謁
見する前に待つ部屋のようである。 「北方戦争」におけ
るスウェーデンとの海戦の絵画である。

北方戦争(ロシアとスウェーデンの戦争)

 バルト海の支配権をめぐって1700年に、ロシアの艦
 隊がスウェーデン艦隊を破ったことが、ロシアの確立
 を決定的にした。 1703年に、サンクトペテルブルグ
 に要塞を築き、ピョートル大帝(在位1682~1725)
 念願の、外国貿易を行う海路が開けた。

 北方戦争勝利後の1721年に、国名をロシア帝国と
 している。

ロシアは不思議な国である。 蒙古、フランス、ドイツ、
日本等各国に、この数百年間、局地戦では敗れている
が、結局一度も外国に全面支配されたことは無い。

という事で、これらの絵画が誇りをもって展示されてい
るのであろう。

この部屋の隣は、「二層窓の間(謁見の間)」である。
ここは、いわば夏の別荘ということもあって、エルミタ
ージュ(冬宮殿)程広くはないが、やはり、豪華で立派
である。 特に、紫色のシャンデリアは、水晶にマンガ
ンを入れたもので、現在の技術をもってしても同様の
ものを作るのは困難ということである。

その隣の、「柱の間(鏡の間)」は、いわば客間であろ
うか。 まばゆいばかりに、黄金の飾りで覆われてい
る。 まさに、絢爛豪華としかいいようがない。

控えの間・ピョートル大帝夏の宮殿2F

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ロシアとスウェーデン艦隊の海戦(1700年)

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部屋の片隅に彫像が

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二層窓の広間(謁見の間)

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シャンデリア

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