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カテゴリ:映画
漫画原作の「響」を公開日に観てきました。 原作の1巻~6巻にあたるエピソード 良い点 ・平手友梨奈さんの初主演とは、思えない演技力も相まって鮎喰響がぴったりでした。 ・アヤカ・ウイルソンさんは、原作の祖父江 凛夏のギャルっぽい見た目とは、違うものの違和感がなく、特に響の圧倒的な才能を知った、セリフがない場面でのいろいろな感情が入り混じってるであろう表情の演技力が良かったです。 悪い点(残念な点) 尺の関係でのエピソードの統廃合と、この映画がおそらく、 圧倒的な才能と固すぎるぐらいの信念を持ち「自分を曲げない 響」 と 才能があるものの、恵まれ過ぎた環境からのコンプレックスのため「自分を曲げてしまう 凛夏 」 を主軸に置いてるからなのか、響の天然ぎみな切れ味を持った鬼島 仁へのセリフの削除、 原作では、優等生だが響への異常な好意を持つ 椿 涼太郎がただのイケメンの幼馴染に、吉野 桔梗 のエピソードがない、等 原作の魅力の一つである、周りの人物のエピソードが薄くなってしまっている。 尺の関係で周りの人物描写が薄くなってしまうのは、仕方ないとしても、 原作では、ちゃんと語られている、小説『お伽の庭』の内容がどんなもので、どんな点が革新的なのかがこの映画では、ちゃんと語られてなかったり、山本 春平の「豚小屋の豚」を響が読んでいる描写があるものの、響の感想が出てこなかったり、小説を題材にしているのにも関わらず小説の内容が語られないため、劇中の小説が蔑ろにされてる感じがしました。 動物園のシーンはいらなかったと思うのと、 写真を撮るときの響は、感情が薄い感じでピースサインの方が合ってたとおもいました。 更に、この映画のCMやPR「暴力により忖度だらけで腐った大人をぶっ倒す!」内容とカン違いされる編集なのが残念。 そのせいなのか、王様のブランチでのまとめ方も「なぜそれに至ったのか」が出てこなかったです。 (ブランチでのワイプの出演者が困惑するようなすごい顔でした・・) 総評すると、「原作、出演者という素材は、良いのに 脚本というレシピと監督という料理人がダメ」といった感じの映画です。 興味がある方は、映画よりも 期間限定で3巻ぐらいまで電子版で原作が読めるのでそちらから入ったほうが良いと思います。 「響~小説家になる方法~」関連商品を楽天市場で探す 「響~小説家になる方法~」関連商品をAmazonで探す お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.17 11:39:55
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