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2010年03月01日
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チリ地震で被災された国外・国内の方々には心よりお見舞い申し上げます。


ハイチ地震に続き、チリで発生した大地震は、現時点で死者700人を
超える大災害となったが、この地震による津波は日本にも到達。
太平洋側沿岸に津波警報が出され、青森県太平洋沿岸、岩手県、
宮城県には、最大で3メートルの津波が到達するおそれがあるとして、
大津波警報が出された。それによって、約66万5千世帯、
約149万8千人に避難指示・勧告は出されたのだが、
実際に避難したのは、僅か約2万人にとどまったと思われる。
一方、実際に到達した津波は、最大で1.2mまで。

このことについて、気象庁は、記者会見で「津波の予測が過大だった。
警報が長引き迷惑をかけたことをおわびしたい」と、コメント。
気象庁が、これほど素直に自らの誤りを謝罪するのも珍しいが、
僕が、それ以上に違和感を感じるのは、
災害の予測で、3m以上と予測して、1.2mの津波が来れば、
本来ならば、ほとんど誤差の範囲で、的中と言って差し支えないもの。
というか、1.2mの津波が観測されたのなら、海岸の地形の影響で
場所によっては、数mの津波となっていた可能性は充分あるわけで、
それを『誤報』に近いものとして詫びるというのは、
なにか政治的な圧力さえ感じてしまうのは、かんぐりすぎか。

むしろ、問題なのは、大津波警報という非常に強い警報が出された
にもかかわらず、実際に避難を行った人が非常に少なかったことだ。
テレビの生中継の画面でも、まだ港の付近に人影が見えたし、
避難の呼び掛けがあったにもかかわらず、堤防や砂浜で、
釣りやサーフィンを続けていた人も多かったようだ。
日本は、地震国で、過去にも日本近海や遠方の地震による津波で、
度々、多数の死者を出しているにもかかわらず、
この反応の鈍さはなんなのだろう。

そして、ここにきて「津波の予測が過大だった」と、
気象庁が謝罪したことで、次回、大きな津波が予測された時、
気象庁は、適切な警報を出すことが出来るのかということと、
警報が出された時、速やかに避難が行われるのか、非常に心配だ。
その他、今回の警報で、情報伝達がスムースに行われなかったり、
明らかな誤報が伝わった所もあったようで、その検証改善も必要だ。

養殖場や沿岸部の浸水など、被害を受けたところもあったようだが、
今のところ、国内での死者は無いようで、不幸中の幸いと考えたい。
ただ、今回、警報が出て、たまたま被害が小さかったからといって、
『狼少年』の寓話のように気を緩めることにならないように、
そして、情報伝達や避難の方法にどんな問題があったのか、
今回のことをきちんと検証して、次回への教訓としてもらいたいものだ。





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最終更新日  2010年03月02日 01時00分11秒
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