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地方公務員の咆哮

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2008.12.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
サンデープロジェクトの地方議会特集を見ました。元鳥取県知事・片山善博氏の「地方議会は八百長と学芸会」発言に基づいた北海道庁のルポ特集でした。地方自治体に身を置く側からの率直な感想を書きたいと思います。
まず、ちょっと長いですが片山氏の2007年の発言を引用してみます。

「全国の自治体は約1,800 ありますが、ほとんどの自治体の議会では「八百長と学芸会」をやっています。「八百長」というのは、結論を決めてから試合をすることです。議会で議論をして物事が決まっていくのが本来の議会制民主主義ですが、結論を決めてから議会を開く。それは先程の国会でも、法案を通すことを決めてから参考人から意見を聞くというやり方については同じです。「学芸会」というのは、シナリオを決めてそれを読み合うということで、一字一句すり合わせをしたものを読む自治体もあります。一番ひどいのは北海道ですね」

まったくそのとおりです。まさに「八百長と学芸会」を粛々とやっています。(無駄なシナリオ作り。無駄な残業)ただ片山氏や番組のスタンスに違和感を抱いたのは、「八百長と学芸会」を止めてフリートーキングにすれば議論が闊達になって物事がうまく進む、という主張です。
個人的見解としては、「八百長と学芸会」に問題があるのは当然としても、かといってフリートーキングにしてしまうと議論が散漫になり、要点を得ないまま場当たり的な揚げ足取りだけが延々と続いてしまうような気がします。だいたい議員の一般質問には要領を得ないものが多くて、所管すら分からないものとか、そもそも国所管のものを平気で質してきたりするわけで。まあぶっちゃけて言えば一般質問自体、意味がないわけです。支援者の手前、「議会で役所に言ってやったぞ」くらいのレベルです。それすらまだマシな方で、サンデープロジェクトでも流れていましたが、「福田総理辞任に対する知事の所見」とか、「八百長」「学芸会」うんぬん以前にそんなやりとりは本当にどうでもいい。まったく意味のないことです。
それよりも議会運営で問題なのは、住民に直結するような重要な案件が委員会で審議され(実質的に)決定するという点だと思います。建前上は本会議で議決しますが、委員会で可決されたものは「異議なし」の一言で終了するので、実質的には、傍聴席も数席しかないような委員会で少数の委員で決定されるわけです。結果、根回しが横行します。
では、今のような密室議会じゃなくて、開かれた議会にするにはどうすればいいのか。まず下らない一般質問は止めて、議員も意見を述べたいならば、条例案を持ってくるようにすればよいと思います。また、役所側は否決されることを恥だと考えるのを止める必要があります。そして議員もしくは役所が上程した議案をすべて本会議で審議する。ですから半分くらい否決でも良いと思います。出来レースではなくて、まずは議論を俎上に乗せる、ということが重要だと思います。
なぜそれが重要かというと、衆目に晒すことによって、多くの人間が関わるからです。数名だけで議論をすると利害だけの議論になってしまいますが、大多数が議論に加わると、どうあるべきかという本質的な議論になって、より正しい方向に流れる可能性が高まります。(ウィキペディアはだいたい正しいのと同じ理屈です。)
田中康夫氏に始まり、東国原知事、橋下知事といわゆる「スター首長」が出てきています。彼らの政策や方法論、人間性に対し、個人的には賛同できない部分が多くありますが、ただ彼らの存在によって議論が巻き起こるということは、ものすごく重要なことで、有能な「スター首長」でなければ、沈没に向けて疾走を続ける地方自治体を変えていくことは不可能な時期にきていると思います。





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Last updated  2008.12.15 01:59:43
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