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「病気とは、妄想(Delusion)であり、その状態(State)は、状況(Situation)または妄想から生じ、その状態はその人の「現実の見方・認識」を制約する。」 これがRajanの最初の到達点でした。 花粉症を例にしてみましょう。 微量の花粉を吸い込んでも症状が出ないのが、Realityつまり健康な状態。 バケツ一杯花粉を吸い込んだ場合は、Realityの方が歪んでいますから、 病気の状態に至る、状況とそれに対する認識や反応。 レベル4の妄想という概念が、もう少し腑に落ちて来たでしょうか? 患者の中心を占める妄想を理解するとは、結局、精神領域の奥底を探ることです。 Rajanでさえ、そうだったと、安心してもいいのかもしれませんが(笑) 彼は、更に前進を続けました。 センセーション・メソッド以前は、精神状態や精神症状を非常に強調して来ましたが、中心の状態とは、単なる感情やフィーリングではなくて、精神と身体双方に繋がる共通のセンセーションであると、Rajanは気付きました。 Central disturbanceとは、最も深い精神と身体のセンセーションが結びつく中心点の状態であり、それが妄想だと彼はまず思い至り、精神領域の最深部にあると考えたのです。 よくヴァイタル・センセーションと妄想とはどう違うのか?という質問を受けます。 Rajanは新しい洞察を得て、患者の妄想が精神状態としてだけでなく、身体症状として表現されるのを観察しました。 身体の感覚が、まるで妄想の様に表現される。 そしてRajanは、このヴァイタル・センセーションが最も凝縮され結晶化されて表現されているのが「主訴(Chief complaint)」、つまり本人が一番苦しめられている事、悩んでいる事であることを発見しました。 センセーション・メソッドを使うホメオパスが、「何があなたにとって一番問題ですか?」という質問をし、それに固執するように見えるのは、そこがヴァイタル・センセーションへ入口であると考えているからなのです。
Last updated
2008.03.01 17:09:32
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