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カテゴリ:本・雑誌
村上春樹さんの「新潮」に掲載中の連作短篇「東京奇譚集」の最終回にあたる
「日々移動する腎臓のかたちをした石」を読みました。 もう出だしから、春樹ファンなら、ニヤッとしてしまう展開。 もちろんファンじゃなくても全然問題ないのですが、ねえ、やっぱり。 しかし、私のHNはここから来てるんですよ、ええ。もうビックリしました。 この秋に今まで掲載された4篇と書き下ろしがまとめられて、単行本になる、と 告知してあったが、春樹さんが「文學界」4月号のインタヴューで 「この連作の為に5作品を作って、完成してある」って言ってたので、 全部「新潮」に掲載される、と思ってましたけど、これも新潮社の作戦? こうやって、春樹さんの作品を単行本になる前の連載で読んだ経験はなかったと思う。 先行シングル・レコードのように単品を楽しんだ後、まとめてアルバムが出るような感覚だ。 初めて出会った春樹さんの作品「ノルウェイの森」も、私の人生において大事な作品だけど、 この「東京奇譚集」も私の人生においてターニング・ポイントの時期に遭遇して考えさせられた、 一生忘れられない作品になると思う。 秋が待ち遠しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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