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原題は「少林搭棚大師」で、タイトル画面ではその下に括弧書きで、「少林三十六房続集」となっているので、看板に偽りあり、というわけではない。
三徳を演じた劉家輝が、今度は三徳の偽物になりすまし、はったりで世渡りしていたのだが、染色工場を牛耳る悪党一派に、仲間もとろもたたきのめされ、皆の期待を背に、武術を学ぶために少林寺へ。 しかし、在家弟子を取るはずの三十六房はなぜか入れてくれず、あの手この手を使って不正に潜り込む。 どんなずるをしてでも潜り込むようでないと弟子になれないのだろうか。 三徳は劉家輝の二役かと思ったら、別の役者がやっていた。 この人、カニ拳の出てくる映画で見たことがある。大きな口を開けて笑う悪役だった人だ。 さて、少林寺入りした主人公は、弟子入り前に、寺を囲う足場を一人で作れ、と命じられ、来る日も来る日も竹と竹の皮で足場を組み立てる。 これが実は鍛錬になり、また、足場ができるに従って訓練風景を見ることもできるようになり、知らないうちにどんどん強くなる。 完成すると、今度は壊せ、と言われ、腹を立てて故郷へ。 自分では強くなったつもりはないのに、強くなっていたというので自分も回りも大喜び。 あとは説明の必要はあるまい。 少林寺に潜り込もうとするところで、「北少林寺から来た」と言っていた。やはり福建の少林寺が舞台だったのだ。 武術的にはしっかりしているので見ていて安心できる。 全体に重厚な作りで、1960年前後の投影時代劇のような雰囲気。 小学四年生の息子も、ヒマだったのか、一緒に見ていた。 おそらく、字幕には読めない字もあったのではないかと思うのだが、これなら読めなくても理解できる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.11 15:13:37
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