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原節子目当てで見たのだが、主人公は山村聰。
老境にさしかかった男の心の揺れを描く話なのだが、老境ったって、山村聰はこの年44歳。かなりの老け作り。 調べたら、息子役の上原謙のほうが一つ年上だった! 原節子は山村聰の10歳下。 と、出演者ばかり気になる。 娘の婿は金子信雄。主人公の友人は十朱幸代の父親の十朱久雄。 会社の女事務員は何という人か知らないが、現代風ですっきりした女性で良かった。 さて、話の方なのだが、表面上はいい暮らしをしている階層なのだが、息子は浮気し、その嫁はけなげで、娘は結婚相手とうまくいかず転がり込んできたりと、精神的には崩壊状態。 主人公は自分の子供よりも嫁の方がかわいいと思っているし、子どもたちもそれを感じている。だからうまくいかない。しかし、あんな子どもじゃかわいいと思えない。 丸く収まるわけではなく、すっかりこわれてしまい、主人公は妻とともに故郷へ帰って静かに暮らすことになるらしい、というところで終わる。 上原謙が寝床で妻の名を呼ぶところが、その後に何があるかを予感させる。なるほど、こういう描き方があったか。 でも、正直なところ、山村聰の心の揺れよりも、原節子を主人公にしてそちらの心の揺れを描いてくれた方がよかった。目当てはそっちなんだから。 原作は川端康成の小説だが、設定はいろいろ変えてあるらしい。 楽天ブログランキング←この記事に興味が持てたらクリックしてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.13 09:54:07
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