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2006.08.17
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カテゴリ:時代劇(映画)
 森重久弥主演の白黒映画。
 幕末の島田宿で庶民相手の医者として慕われている主人公。
 ある日、若いやくざの夏木陽介が刺されて運び込まれ、腎臓摘出という大手術をやってのける。
 夏木陽介はそのことがきっかけで改心し、自分も医者になろうと一念発起。
 恋人の江利チエミを残して単身長崎へ。
 というのが前半で、人情話の常として、医者となった夏木洋介が戻ってきて、師弟ともに土地の人々のために尽くす、という展開になるのかと思ったら大違い。
 時は流れ、世は明治。
 主人公は、は相変わらず島田で妻の原節子とともに医者家業。
 そこへ夏木陽介が洋装で帰ってくる。
 最新の知識を持ち、上海で外国人に医学を学ぶ経験まで積んだ若者に、主人公は、自分は進歩に取り残された古い人間だと思い知らされ、面白くない。
 子供の診断で対立し、事態を悪化させて、伝染病蔓延を招いてしまう。
 よし、新しい医学を学ぼう、と決意するものの、かつて御典医だった旧友・山村聡は、弟子である夏木陽介に目をつける。
 その心中察するにあまりある。
 奥さんが原節子なんだからいいじゃないか、というわけにはいかない。
 人生の峠を越えて長い道のりを歩いてきて初めて、自分の選んだ道に疑問を持つのだ。
 救いのある結末にはなっているのだが、その後の人生は、それまでのような充実したものではなかったろう。
 人生は残酷である。

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Last updated  2006.08.17 00:01:51
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