超スピリチュアル体験記　｜　実話体験談

覚せい剤の真の恐ろしさについて、医療者としての立場から
書いてみたいと思います。


（覚せい剤の薬理作用）

血圧上昇、散瞳など交感神経刺激症状が出現する。発汗が活発になり、喉が異常に渇く。
内臓の働きは不活発になり多くは便秘状態となる。性的には増幅されるが、
反面、男性の場合は薬効が強く作用している間は不全となる。常同行為が見られ、
不自然な筋肉の緊張、キョロキョロと落ち着きの無い動作を示すことが多い。更に、
主に過剰摂取によってであるが、死亡することもある。

（ここが、押尾学さんが使用した事件のイメージですね。その行為をしている最中に
　相手の女性が心停止しているイメージです。相手の女性はかなり常習していた
　ようですね。）



（覚せい剤使用後の一般的な作用）

覚せい剤とはその名のとおり、眠気を吹き飛ばし一時的に興奮作用をもたらす薬である。
中枢神経を興奮さしめ、気分が高揚のまま居られる。

マオウという常緑樹の茎からしぼった液が原料で、もともとは漢方薬のひとつである。
発汗 、解熱、鎮咳作用のある優れた薬で、しかしこの薬から抽出した覚醒アミン
（アンフェタミン、メタンフェタミン）という成分を乱用すると、恐ろしい覚せい剤中毒が
始まる。覚せい剤の成分は中枢神経や脳を侵し、幻聴や妄想をもたらす。
身体への影響は、長期服用すると、歯が抜けたり、手足の震えなどですが、
一旦こういった症状がでればもう治療することもできまない。使用を止め、
完全に治ったと思われても、ほんの小さなことがきっかけとなり、これらの症状が
再発するフラッシュバックという現象が引き起こり、完全な中毒にはまりこんでしまう。

（フラッシュバックとは、覚せい剤の使用を中断しているにも関わらず使用しているときの
　ような感覚が生じることがあり、フラッシュバックと呼ぶ。フラッシュバックは
　使用直後に生じる場合から、使用を中断して数年を経て経験する場合まである。）

覚せい剤がもたらす精神錯乱は激しく、ビルの屋上から飛び下りたり、
暴力事件などを引き起 こすこともたびたびある。覚せい剤による人格破壊は、
決して個人の問題では済まされるべきでもなく、多くの犯罪の元凶となっている覚せい剤の
恐ろしさは、私たちのだれもが理解すべきことである。

長期連用の結果、覚醒剤後遺症として統合失調症と区別がつかない
ような、慢性の幻覚妄想状態や、意欲低下や引きこもりといった、統合失調症の陰性症状の
様な症状を呈し、精神科病院への入院が必要となる場合もある。

静脈内注射に伴う合併症として、注射針の共用によるC型肝炎、HIVの感染、注射時の不潔な
操作による皮膚・血管の感染・炎症、敗血症などがあげられる。

過熱吸引の場合には、角膜潰瘍や鼻腔内の炎症や鼻出血、肺水腫がみられる。



→覚せい剤の薬理作用を解り易く説明しますと、普段通常の方の脳は最高に使っても
　６０パーセントくらいだと言われています。（あくまでも例としてですが）

　それ以上使ってしまいますと、脳がパンクすると言われています。

　しかし、統合失調症の患者さんの急性期（精神運動興奮状態）は２４時間脳が
６０パーセント以上で覚せいしている状態となります。

　そんな統合失調症の患者さんの急性期は、他人から見ていびきをかき眠って居ても
　活発に脳は起きている状態であるのです。

　この状態が２、３日以上続いたとします。その方の脳はいったいどうなるでしょうか？

　確実にパンクしますよね。

　パンクと言っても脳の中の反応なので、寝ぼけのような幻覚症状から始まり
　体を動かせる時は自分の行動が制御できなくなり、暴力や自傷他害的な行動(精神錯乱状態)
　になってしまいます。

　そして、だんだん体も動かせなくなり、その状態を何も治療せずにそのまま
　放置してしまいますと、脳細胞などの自爆的な破壊など人格破壊や命を落とす事まで
　あります。

　（医学的に解りやすく説明しますと、人間の脳や身体は人間が起きているときは
交感神経が優位に働き、眠っている脳や身体は副交感神経が優位に働きます。
　　統合失調症の急性期（精神運動興奮状態）ではその疾患特有の病的なドーパミンなどの
過剰分泌などで、交感神経が四六時中に作動している状態なので、脳が休める時間が　
まったくなくなってしまうのです。半永久的に脳細胞が制御不能となり、自動的に動き
　　続けてしまうのです。この結果、脳のパンクに繋がってしまいます。）

　
　この説明に関してはですが、統合失調症の患者さんの説明と思いきや、
実は覚せい剤中毒者も実はまったく同じ経過をたどるのです。

　覚せい剤の本当に怖い所は、普段最高に脳を使用しても６０パーセントしか使用できない
　所を、簡単にそれ以上覚醒する事が出来ます。

　気分が少しダルいとか、眠いとか、もっとハイテンションになりたい時など
　一瞬で脳を活性化して、自分の思い通りのイメージにしてくれると言います。

　寝なくても食べなくても、ずっと気分のいいままで居られるそうです。

　何も食べなくても居られるので、簡単にダイエットもできるし
　疲れも苦痛も知らない世界だそうです。

　
　そんな話を聞くと、これって、理想的な世界？と思ってしまいますよね。

　しかし、人間の脳は６０パーセント以上使用できない訳があるのです。

　それ以上使用すると、その分の数倍以上の負担が脳細胞や身体に返ってくるように、
　脳のシステムでそうなっているのです。

　（文面が長くなってしまいましたので、２部作になってしまいました。
　　この続きをすぐに最終話として、アップしたいと思います。）





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