カテゴリ:読書
今週末は読書とエジプト旅行写真の編集作業で一日が終わった。
昨日の「坂の上の雲」と「JIN」は今週も面白かったな。どちらも原作読んでみなきゃ。 小説は読みだすと読むの早くなりますな。活字で創造される世界に、脳が順応しやすくなってくるのかも。奥田英朗にはまり前回の3作に続き、『家日和』を読み終えると、ほっこりした気分になり、今年読みかけで放置していた2冊を読みたくなり、冒頭から読み返した。 ●家日和…奥田英朗。連作短編小説。どこにでもいそうな夫婦の日常の中に、ちょっとしたドラマを生み出しているのだけれど、心の変化の描き方が実にうまい。自分も買い物にでかけた商店街で、すれ違う夫婦を見かけたらネタになりそうかもと想像して思わず顔がゆるんでしまった。 ●床屋さんへちょっと…山本幸久。シシクラ製菓工場の跡を継いだものの倒産させてしまった父親とその娘との、仕事によって繋がっていく様をタイムスリップ仕立てで描いた連作小説。子は親の鏡と言うが、自分は会社での父親をどの程度知っているだろう?家でどのくらい仕事の話を聞いただろう?と自分の会社生活を振り返り反省してしまう(?)かも。 『美晴さんランナウェイ』もお気に入り。 『カイシャデイズ』も目の前に並んでるけど、まだ読んでなかったかも。また今度読もう。 ●トイレのポツポツ…原宏一。タイトルも装丁も面白そうと思った。中堅食品会社の内実を描く連作小説。そうだそうだ、商売は“チェンイー(誠意)”が大事なのよ!あ、父親もそういえばよくタイや中国の人招いたり招かれたりしてたな、とまたもや父親の仕事っぷりを思い出して尊敬してしまった。自分も信念を貫かねば!と背筋が伸びる思いになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.14 12:26:32
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