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『ひとり日和』
本年度の芥川賞受賞作品。選考委員の石原東京都知事や村上龍から絶賛され、話題になっています。20歳のフリーター知寿が、母方の親戚である71歳の吟子さんと1年暮らす中で、人付き合いで悩みながらも自らの意志で自立し始める物語。 対人関係に悩んでいる知寿に共感し過ぎ、軽いうつになりつつ読みすすめ、金銭的な自立イコール精神的な自立、という構図は私には該当しないので、終章での知寿に対し、精神的に自立することはそう容易くないよ、ってつっこんでしまいました。悩める大人にはもっと強烈なメッセージが欲しいところです。その意味において、昨日読み終えた、『失われた町』の方が生きる希望を与えてくれたかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.26 01:14:48
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