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非常に適当な本と映画のページ

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2005.06.29
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カテゴリ:洋画
●便利なコンビニ後払いが可能!スター・ウォーズ エピソードI ファントム・メナス(2005/6/25再...

 新スターウォーズ三部作の第一作目。アナキン・スカイウォーカーが悪玉ダース・ベーダーになっていく過程を描いている。
 本作はエピソード2エピソード3へと続き、1980年代に製作された旧三部作でストーリー的に完結する。


粗筋

 銀河共和国に属する惑星ナブーが、圧倒的な武力を誇る通商連合に侵略される。
 銀河共和国最高議長はジェダイ戦士二人(クワイ・ガン・ジンとオビ・ワン・ケノービ)を派遣していた。二人はナブーの女王の救出に成功。ナブーを脱出した。この件に関して共和国元老院会議に訴えるしかない、と判断し、共和国首都へ向かう。しかし、脱出するのに使った宇宙船は、脱出の際の攻撃で破損しており、首都のある惑星コルサントまで行けない。
 途中の惑星タトゥーインに寄り道し、宇宙船を修復することに。しかし、資金がない。
 そんなところ、クワイ・ガン・ジンはある少年と出会う。アナキン・スカイウォーカーという名前だった。奴隷の身だったが、優秀なパイロットで、レースに出るという。クワイ・ガン・ジンはこのレースで一儲けし、資金を捻出しよう、と考えた。
 レースはトラブルに悩まされながらも、アナキンの勝利に終わる。
 クワイ・ガン・ジンは、アナキンにジェダイの素質があると感じ、惑星コルサントへ連れて行くことに。
 クワイ・ガン・ジンらは惑星コルサントに無事到着。ナブー女王は元老院会議に侵略について訴える。
 しかし、通商連合による侵略は、銀河共和国内部のある勢力が仕組んだもので、ナブー女王がいくら訴えても無駄だった。
 その間も、通商連合によるナブー侵略は進んだ。
 女王はナブーに戻ることになったが……。



感想

 スターウォーズシリーズは、製作者ジョージ・ルーカスがどういう訳か年代順に製作しなかった。1980年代に製作された旧三部作(エピソード4-6)は、年代的には2000年代に製作されることとなった新三部作(エピソード1-3)の後の話になってしまっている。
 ようするに、新三部作の結末――パルパティーンが皇帝の座に就き、銀河共和国は銀河帝国へと変貌し、悪が勝利する――は既に分かっていて、ストーリーはそれにひたすらそれに突き進むしかない。
 ある意味非常にむなしい。
 ルーカスが旧三部作を製作し終えてから即座に新三部作に取り掛からなかったのは、SFXの技術がまだまだ未熟だと感じていたから(制作費の高騰で配給会社から資金を捻出できなかった、という事情もあったらしい)。
 2000年代になってCG技術が大躍進し、ようやくルーカスが満足できるものが製作できるまでに至った。
 そんなこともあって、ルーカスはCGを遠慮なく駆使して製作している。
 ビジュアル面での欠点は殆どない。
 ただ……。
 この時点では、ルーカスは相変わらず「興行収入だけでなく、関連グッズでも儲けたい。関連グッズで儲けるには子供に受けるようでなければならない」と考えていたらしく、エピソード6で犯した失敗をまた犯してしまっている。
 ようするに、お子様向けになってしまっているのだ。
 その象徴といえるのがナブーの原住民ジャー・ジャー・ビンクス。
「このキャラは子供に愛されるであろうキャラになってくれる!」とルーカスは思ったのかも知れない。
 残念ながら、旧三部作を観た者は既に大人になっていた。あからさまにお子様向けのキャラは全く受けなかった。観た者の殆どが「ジャー・ジャー・ビンクスは死ね」とコメントするに至った。
 ルーカスはこれに懲りたらしく、本作で大活躍したジャー・ジャー・ビンクスは、エピソード2では殆ど登場しなくなってしまった。
 アナキン・スカイウォーカーが子供として登場したことも(そして子供ながらも大活躍する)、子供受けを狙ったのだと思われる。実際、子供には受けたのかも知れないが、こちらとしては「ガキがうざい」としか思えなかった。
 最大の問題点が、魅力的な悪役ダース・モールを登場させながら(ライトセイバーでの戦闘では動きが物凄く機敏で格好良く、見ていて惚れ惚れした)、本作品だけで退場させてしまうこと。
 そんな訳で、エピソード2ではまた新たに悪役(ジャンゴ・フェット)を登場させている。
 このように、問題点は部分的にあるものの、ルーカスは映画制作者としては優れていることは認めざるを得ない。
 そのことが証明されるのが、クライマックスの時に悪役ダース・モールがクワイ・ガン・ジンとオビ・ワン・ケノービの前に姿を現した時。
 このダース・モールはジェダイ戦士に恨みを持っていて、言いたいことは十でも二十でもある筈なのだが、一言も喋らず戦闘体制に入る。
 これが日本で製作されたものだったら、ダース・モールはなぜジェダイを恨んでいるのかベラベラ喋っていたに違いない。
 ちょっとしたことだが、これだけでも「ああ、上手い」と思わせる。
 もう一つ優れている点が、本作をあくまでもエンターテインメント作品として仕上げていること。
 無理に人間を描こうとしたり、感動場面を押し込んだりしていない。
 日本映画特有の説教臭さがないのである。
 そんな訳で、サッと観れ、暫くしてまた観ても(つまり結末が分かっていても)充分楽しめる。
 これが本シリーズの成功の秘訣か。
 何だかんだ言いながらも、末永く残る作品はその時代の観客を純粋に楽しませる為に製作されたもので、「楽しいだけでは駄目だ。それ以外の『何か』がないと!」と力んで作られたものは結局古臭くなって忘れ去られていく。


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Last updated  2005.06.29 14:53:07
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