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非常に適当な本と映画のページ

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2005.08.22
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カテゴリ:洋画
【新品】DVD洋画 007/ダイ・アナザー・デイ

 40年も続いているシリーズの20作目。ボンドを演じるのは前作と同じピアーズ・ブロズナン。監督はリー・タマホリ。


粗筋

 ボンドは北朝鮮に潜入。北朝鮮軍の高級軍人を暗殺するのが目的だった。ボンドは高級軍人の暗殺に成功するが、北朝鮮軍に捕まってしまい、14ヶ月間捕虜となる。捕虜交換により解放されたボンドは、上司のMに告げられる。ボンドが救出されたのは、何もボンドの命を救うべきだとイギリス情報局が判断したからではなく、ボンドが情報を北朝鮮側に漏らすようになり、捕虜のままでは危険だと判断したからだった。Mはボンドに解雇通告する。情報を漏らした覚えがないボンドは、身の潔白を証明する為、行動を勝手に開始する……。


感想

 事前に公開された情報では、今回のボンドガールはハル・ベリーが演じる米国情報局員ジンクスで、ボンドと対等の立場にある、となっていた。史上最強のボンドガールだと。
 これを聞いて、正直観るべきか迷った。前々作の「トゥモロー・ネバー・ダイ」みたいに、ボンドがボンドガールと主役争いする姿なんて観たくない、と(「トゥモロー・ネバー・ダイ」も「史上最強のボンドガール」が売り文句になっていた。こういうのはいい加減にしてほしい)。
 結局観る羽目になったが、ジンクスが期待外れの低能キャラだったので、その意味では安心した(?)。
 というか、今回のメインのボンドガールは、近年稀に見るほど魅力がなかった。
 銃をバンバン撃ったりするなど、それなりに活躍はしているのだが、なぜか存在感がゼロ。口先だけは立派の、生意気な女としか写らない。前作同様、「善玉のボンドガールが必要だったので、とってつけた」と言った感じ。もう一人のボンドガールであったミランダ・フロスト(ラザムンド・パイクが演じている)の方がずうっと存在感があり、魅力的だった。二重スパイと判明したミランダがジンクスに始末された時、残念に思ったほどである。
 制作者のMGMは、ジンクスを主人公としたスピンオフを制作する、と発表したそうだが、こちらとしては、なぜそんな無謀なことをするのか分からない。ま、「トゥモロー・ネバー・ダイ」でも、ボンドガール(ミシェル・ヨーが演じていた)を主役としたスピンオフを制作すると発表しながらもいつの間にか立ち消えになったので、こちらが心配する必要はないのかも知れないが(2003年秋に製作中止を発表)。はっきりいって、演技派で、アクションスターでないハル・ベリー(アカデミー賞主演女優賞を黒人女優として史上初めて受賞)を主役とするスピンオフより、アクション映画の経験が豊富なミシェル・ヨーを主役としたスピンオフの方がよかったと思うが……。
 ボンド映画は、ロケーションが次々変わるのが特徴で、登場人物の間の会話を少しでも聞き逃すと、ボンドがなぜそのロケーションに移動したのかが全く分からなくなる。
 今回もその例に漏れず、ロケーションは北朝鮮、香港、キューバ、イギリス、アイスランド、そしてまた北朝鮮……と次々変わる。ただ、これまでのはきちんと見ていれば訳が分からなくなることはなかったが、本作品はロケーションの切り替わり方が唐突すぎて戸惑うばかり。もう少し分かり易くできなかったのか。
 メインの悪玉グスタフ・グレーブス(実はボンドに暗殺された筈の北朝鮮軍人)も、全く印象に残らない。最大の問題は若過ぎることだろう。いや、顔が何となくガキっぽいことか。凄みや貫禄が欠片もない。あまりにも存在感のない悪玉だったもんだから、「実は裏に彼を動かしているより大きな悪玉がいるのでは?」と推理してしまい、「こいつがメインの悪玉だったのか!」と気付いたのは終盤に差し掛かった頃。やはりメインの悪玉はある程度年齢がいったものでないと……。
 今回の作品は、ボンド映画の制作にハリウッドの影響がますます強まっていることを印象づけた。とにかくうるさい。劇場を出た後耳がしばらくおかしくなった。
 映画の構成もアクションシーンをまず編み出し、その透き間にストーリーを適当に押し込んだ感じで、映画というよりスタントとSFX画像集を見せられた感じ。「へえ、凄いねえ。金がかかったんだろうな」とは思うが、「面白い」とは率直に思えない。
 数ヶ月前にトリプルXを見た時、「ボンドにはまだ遠く及ばないな」と感じた。制作者はボンド映画の上辺だけを真似していて、ボンド映画の精神をきちんと読み取っていないと。が、本作品は、ボンドがトリプルXのレベルに降格した感じ。本作品では、ボンドをトリプルXに置き換えても違和感はなかったと思う。
 CGの比重が高まるのは仕方ないが、もう少し工夫してほしい。
 本作品の主題歌を歌ったのはマドンナ。彼女がカメオ出演していた。マドンナは自分を未だに大人気スターだと思っているのかも知れないが、本作品を見る限りではただのケバイオバサン。一〇年前に出演していたらまだ良かっただろうに。もう映画出演は諦め、歌に専念した方がいいと思う。
 自分はボンド映画のファンなので、ボンド映画は甘く採点していたが、本作品は甘く採点する気が起きない。
 ブロズナン・ボンドは最も成功したボンド、が一般的な評価だが、個人的には段々悪くなっているとしか言いようがない。
 次回作も出演する予定らしいが(追記:つい先日鋼板が決定)、そんなことせず、次のにバトンタッチしてもらいたい。
 洋画では大抵関連グッズが販売されるが、本作品においては一切なかった。パンフレットだけ。寂しかった。007シリーズ、て日本では人気ないらしいね。なぜだろう。
 パンフレットも問題だらけ。800円もする。しかもB4サイズ。通常のA4サイズのだって持て余すというのに(だから買わなくなった)、B4は大き過ぎ。
 映画パンフレットはB5サイズ、価格は500円に統一して欲しい。そうすればもっと売れると思うが……。
 あと、最後に。
 観客のオメガ・シーマスター・プロダイバーズ着用率が高い映画シリーズは、他にないだろう。やっぱりファンになると買うんだね……。


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Last updated  2005.08.22 14:52:00
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