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非常に適当な本と映画のページ

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2005.11.11
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カテゴリ:洋画

 宇宙戦争でタッグを組んだトム・クルーズ主演とスピールバーグ監督が再びタッグを組んで製作したSF超大作。SF小説界の巨匠フィリップ・K・ディックの小説を下敷きにしている。


粗筋

 2054年。高い殺人事件発生率に悩んでいた米国首都ワシントンは、画期的な犯罪防止対策を導入した。「プレ・クライム」である。予知能力を持つ超能力者を使い、殺人事件を未然に防ぐというものだった。この対策は大成功し、首都圏では計画殺人が完全になくなるほどだった。この成功を機に、プレ・クライム局長は、プレ・クライムを全米で導入しようと積極的に動いていた。
 そんなある日、プレ・クライムの捜査官ジョンは、自分が36時間後に殺人事件を起こすことを知った。ジョンは追う方から追われる側へ移る。しかも、ジョンは自分が36時間後に殺す相手が一体誰なのか、そしてなぜ自分が殺人を犯すのか全く知らなかった……。



感想

 設定そのものは面白い作品。いや、途中まではかなり面白いSFミステリーとなっている。
 しかし、犯人が判明してから終わるまでが長過ぎ(映画全体は145分!)。なぜ結末をあそこまで伸ばしたのか全然分からない。
 本来ならちょび髭の新任捜査官が、犯人が使ったトリックを知った時点で、物語が終わってもよかった筈。作中で敵対してばかりいたちょび髭捜査官とジョンが手を結び、犯人を追い詰める! ……という展開にすればよかった。主人公のジョン(大スター(?)のトム・クルーズ)が一人で犯人と対決して決着を付けさせたい……という無理な考えからか、ちょび髭捜査官が真犯人と無防備に対決して殺され(その結果なぜちょび髭捜査官はたった一人で真犯人と対決したのかという疑問点が生じてしまった)、一旦は捕まったジョンが復活して決着を付けるという、疑問点だらけのダラダラした感のある終わり方になってしまった。
 これだったら、ちょび髭捜査官が真相を暴いた結果殺されるという場面を省く……、いや、ちょび髭捜査官というキャラそのものを出さなかった方が、二時間程度の締まりのいい作品に仕上がっていたかも。
「プレ・クライム」という犯罪防止対策にも、後々考えてみると疑問点が多い。
 なぜなら、この制度では計画殺人の犯人も、衝動殺人の犯人も、全く同じ扱いだからだ(少なくともそう見えた)。計画殺人は計画的な犯行だから同情の余地はあまりないが、衝動殺人は事前計画されたものではない為、事前に阻止し、「犯人」に対し「あなたは犯罪者にならないで済んだ。よかったですな。もっと冷静に考えましょうや」と言っていれば「犯人」も冷静に考えるようになり、自分の行動の愚かさに気付くだろう。今後犯罪に手を染めることは完全になくなる筈。何の区別せず、一律に極悪人として逮捕していたら、「犯人」まで被害者になってしまう。
 映画の冒頭で出ていた衝動殺人の阻止がその典型的な例だろう。「犯人」は、自分の妻が他の男と浮気していたことを数分間前まで全く知らなかったので、殺人を事前計画していた訳ではない。したがって、捜査官ジョンが現場に踏み込み、「落ち着け。殺すまでのことじゃないだろう。こうして目撃者がいるんだから、離婚調停も有利になる。法廷で争えよ。精神カウンセリングも受けた方がいいよ」とアドバイスしていたら、「犯人」も我に返って「ああ、そうですな。すみません」で済んだだろう。しかし捜査官ジョンはそうせず、「犯人」をまるで犯行を既に決行した極悪人のような扱いで逮捕。こんな解決法では、事件を事前に阻止するメリットが半減しているような気がする(どう見ても殺そうとした夫より浮気していた妻の方が悪いだろ! と思ってしまったのは自分だけか?)。
 本作品では、プレ・クライム局長としてマックス・フォン・シドゥが出ていたが、「エクソシスト」のメリン神父とそっくりだったのでびっくり。同じ役者なんだから当然だろ、とご指摘なさる者もいるだろうが、「エクソシスト」は30年近く前の作品。
 30年前の老けメイクの技術の高さに驚かされる。
 あと、未来カーとしてレクサス(トヨタが米国で展開している上級ブランド。米国ではセルシオやランクル・シグナスはトヨタブランドではなく、レクサスブランドで売られる)が出ているが、無個性車メーカーの代名詞とも言えるトヨタがあんなスポーツタイプの車を今度生産すると思えないのだが……。
 最後に、ジョンが着けていた腕時計(ブルガリ製となっていた)は格好良かった。これまでブルガリの腕時計は見向きもしていなかったが、あれが販売されたら買いたいと思うかも(無理か?)。


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Last updated  2005.11.11 19:23:52
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