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非常に適当な本と映画のページ

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2006.10.18
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カテゴリ:洋画
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 カナダの映画製作機関による、低予算で製作されながらもカルト的なファンを持つ映画。


粗筋

 男女5人がふと目を覚ますと、正方形の部屋に閉じ込められていた。部屋には天井・床・壁に扉があり、同じ正方形の部屋へと続いていた。
 正方形の部屋はどれも同じに見えるが、部屋によっては死に至る罠が仕掛けてあった。男性1人が、早々と命を落としてしまう。
 残った男女4人は自分がどこにいて、なぜここにいるのかさっぱり分からなかったが、とにかく脱出すべきだと考え、慎重に部屋から部屋へと進む。
 その内、部屋には番号が振り分けられており、位置が分かるようになっている、というのが分かった。男女はそれに沿って進んでいく。
 しかし、罠は二重三重に張り巡らされていて、極限状態にいる男女4人は疲弊し、互いを疑うようになる……。


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感想

 本作は、同じセットを使っているだけで、しかも俳優は全く無名。
 非常に低予算で製作された作品と思われる。
 にも拘らずここまで盛り上げられるのが、「密室物」の魅力といえる。
 登場人物も、それなりに個性的。個性的過ぎて誰にも感情移入できないのは問題かも知れないが。

 中盤からは、お決まりの分裂・殺し合いが始まる。
 最終的に生き残るのは知能障害の男性だけ、というしょうもないエンディングになっている。
 この辺はもう一捻りできなかったのかね、と思ってしまう。

 脱出法も、「部屋から部屋から移動せずに、最初の部屋にずっと留まっていればいずれ出られるようになっていた」というのも拍子抜け(考えてみれば、複雑に入り組んだ奥の部屋に、罠を避けながら何人もの男女を移動するのは困難なので、入り口付近に放置された、というのは合理的)。
 今回の登場人物らは、その行動力が仇になったといえる。

 CUBEというものが結局何で、誰が作り、どういう目的で建設され、なぜ今回の男女がここに閉じ込められたのか、というのは全く明らかにされない。それはそれでいいと思う。
 無理に説明を付けていたらストーリーの流れが途切れてしまっていただろう。
 本作には続編も作られているが、評判はイマイチのようだ。
 一発ギャグ的なアイデアがベースになっているので、二発三発とやられると飽きられるのだろう。

 尚、自分が借りたビデオには、同監督による短編作品「ELEVATED」も収録されていた。
 借りた中で、この短編作品が収録されていることに気付く人、ているのか?


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Last updated  2006.10.18 19:33:14
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